目次

創作
小川洋子　サイレントシンガー
町役場から、小さな女の子が歌う『家路』が流れてくる。この歌をうたっているのが誰なのか、知っている者はいない。知ろうとする者さえいない――著者6年振りの長編

新連載
鈴木涼美　小さなひと
かつて母の娘だった私も、出産して娘の「ママ」となった。妊娠・出産を経て綴る、子育てのいま

リレーエッセイ
身体を記す　第12回　砂川文次　じ論

批評
町屋良平　小説の死後――（にも書かれる散文のために）――
鹿島田真希の強靱、過剰、独創性と普遍性の輪郭線
昨年夏に始まった、町屋氏による二〇〇〇～二〇一五年の小説批評プロジェクト！

連載
酒井泰斗+吉川浩満　読むためのトゥルーイズム
――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会　第6回

千葉雄喜　千葉雄喜の雑談　第11回

窓辺より
内田紅甘　冬のひまわり

仁科斂　国名の間から“と”を生んで

詩歌
藤本玲未　静／電／気

連載
筒井康隆　自伝　第5回

井戸川射子　舞う砂も道の実り　第5回

又吉直樹　生きとるわ　第14回

藤野可織　でももうあたしはいかなくちゃ　第5回

渡辺祐真　世界文学の大冒険　第5回

頭木弘樹　痛いところから見えるもの　第6回

松尾スズキ　家々（いえいえ）、家々家々（いえいえいえいえ）　第10回

江南亜美子　「わたし」はひとつのポータル　第10回

津野青嵐　「ファット」な身体　第11回

東畑開人　贅沢な悩み　第12回

金川晋吾　でもだからこそ日誌　第16回

江﨑文武　音のとびらを開けて　第19回

王谷晶　鑑賞する動物　第29回

平民金子　めしとまち　第46回

松浦寿輝　遊歩遊心　第65回

犬山紙子　むらむら読書　第85回

須藤輝彦　菊間晴子　新人小説月評

文學界図書室
上田岳弘『多頭獣の話』（川島隆）

その他
文學界新人賞応募規定

執筆者紹介