目次

創作
町田康　男花嫁
結婚の条件に、舅の敵幹部の店への嫌がらせを命じられた竹治郎は――愚かしく哀しい“愛”の顛末

古川真人　風呂の順番
「家族ばするって、なんや？」――年の暮れ、「新しい方の家」に集う吉川家の人々が形づくる、家族とは

山下紘加　可及的に、すみやかに
離婚し、子どもを連れて実家に戻った詩織。折り合いが悪い母と暮らし、旧友とショッピングモールに行く生活だが

又吉直樹　生きとるわ　短期集中連載第7回

新連載
渡辺祐真　世界文学の大冒険
第1回　歴史学はどのように変化してきたか

リレーエッセイ
身体を記す　第6回　上田岳弘　報酬系との戯れ

対談
北方謙三×松浦寿輝
創造の熱情は枯れず
短篇の作法からイタリアへの旅、画家にまつわる映画まで。創作への情熱と原点を明かす

小林エリカ×中脇初枝
いまに繫がる戦争を書く
「風船爆弾」をモチーフに作品を上梓した二人の初対談。戦争はまだ終わっていない

連載
筒井康隆　自伝　第3回　喜劇への道——青年前期

松尾スズキ　家々（いえいえ）、家々家々（いえいえいえいえ）　第3回
～男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語～

江南亜美子　「わたし」はひとつのポータル　第4回

津野青嵐　「ファット」な身体　第5回

窓辺より
鈴木結生　私にはどれほどの本がいるか

芝田幸一郎　蚤とペルーの考古学

詩歌
向坂くじら　ベッドで

連載
綿矢りさ　激煌短命（げきこうたんめい）　最終回

金原ひとみ　YABUNONAKA　最終回

東畑開人　贅沢な悩み　第7回

千葉雄喜　千葉雄喜の雑談　第7回

四方田犬彦　零落の賦　第8回

金川晋吾　でもだからこそ日誌　第9回

江﨑文武　音のとびらを開けて　第12回

王谷晶　鑑賞する動物　第22回

辻田真佐憲　煽情の考古学　第30回

藤原麻里菜　余計なことで忙しい　第31回

津村記久子　ぐるぐるマップ　第34回

平民金子　めしとまち　第39回

松浦寿輝　遊歩遊心　第58回

犬山紙子　むらむら読書　第78回

渡邊英理　宮崎智之　新人小説月評

文學界図書室
奈倉有里『ロシア文学の教室』（小野正嗣）
諏訪哲史『昏色の都』（富岡幸一郎）
高橋源一郎『DJヒロヒト』（千木良悠子）

その他
文學界新人賞応募規定

執筆者紹介