書名(カナ) | ショウメツシテタマルカ ヒンカクアルカクシンテキジゾクヘ |
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ページ数 | 320ページ |
判型・造本・装丁 | A5判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2015年04月27日 |
ISBN | 978-4-16-008830-6 |
Cコード | 0095 |
「地方創生」の掛け声が声高に語られているが、中央・地方の政治家や官僚の政治的発言ばかりで、現場の生の声が希薄である。
この本は、新潟県長岡市の民間地域シンクタンクが自らのルートで開拓したネットワークを駆使して、85人の論客の生の声やアイデアを集め、2050年の地域の姿を、具体的に表現したものである。時期を得た、人口減に挑む「地方創生」のバイブルと言え、このような企画が、全国各地で盛んになることが望まれる。藻谷浩介はじめ、元世界銀行の副総裁・西水美恵子や、日本学術会議座長の大西隆、前新潟県知事・平山征夫から、長岡の企業経営者、無農薬栽培農家や海外へも出かける紙芝居ボランティアまで、多士済々の人間味あふれる人々が、まるで千夜一夜物語のように、オムニバス形式で話をつなげていく。読み終えたとき、地域の未来が、読者に一定のイメージを与える構成になっている。地方によくあるような、行政予算に頼った企画ではなく、民間が自ら考え、自ら刊行した、まさに地方創生のお手本のような活力がほとばしり、その意欲が、執筆陣に伝わり、筆者たちの力の込め方に表現され、行間が詰まっている。「消滅してたまるか!」という表題どおり、これなら地域は、大丈夫だ!という感慨にとらわれるだろう。
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