書名(カナ) | アノソラヲトリカエセ アルコウクウカンセイカンノアユンダセンゴ |
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ページ数 | 304ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2015年10月16日 |
ISBN | 978-4-16-008844-3 |
Cコード | 0093 |
――「日本の空を自由に飛ぶことが、いまだにできないのです」
戦後の〝空の主権〟奪還を描く表題作ほか、成田管制塔占拠事件、日航機墜落事故など、元航空管制官が実体験に基づき綴る小説・航空管制昭和史
戦前の日本には、航空管制というシステムはまったく存在していなかった。戦争中の日本の軍隊では、まず朝起きると、空を見たという。そして曇っていたり雨が降っていたら「今日は駄目だ」と航空機の手入れだけで、その日一日は終わっていたらしい。……そうした日本の前近代的な航空常識の土壌に加えて、戦後の日本の場合、さらに悪条件が重なった。
それは「航空禁止令」という、日本の憲法に優先する占領軍司令であった。……終戦の年の十二月三十一日を限りに、日本における一切の「航空活動」を禁止したものであった。
(「あの空を取り返せ!」より)
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