書名(カナ) | クズリュウ ゼンサンギインギイン マツムラリュウジ イチダイキ |
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ページ数 | 224ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2017年08月28日 |
ISBN | 978-4-16-008905-1 |
Cコード | 0095 |
警察庁の幹部として岐阜県警や埼玉県警の本部長を歴任した著者は、57歳にして、請われて福井県から参議院議員選挙に出馬し当選します。出馬したのは、どんな辛酸をなめようと、いつかは世のため人のためになる、人々に喜ばれる仕事をしたかったから。そして政治家となってわかったことは、その仕事は著者には天職ともいえるものだ、ということでした。警察庁に勤めていたときから、著者は現場の声を尊重しました。入庁早々、現場の警察官が生き生きと働くためには警察も労働組合の考え方を取り入れる必要がある、と発言したりしたのはその一例です。自民党参議院議員としての3期18年間に著者は、越前カニ漁を守りコメ作り等の農業基盤や高速交通体系を整備するといった地元福井のための仕事のみならず、ストーカー規制法やイラク特措法の成立、司法制度改革や有害鳥獣対策といった、すべての国民に尽くす仕事にも邁進しました。今は議員を引退し、趣味の囲碁を楽しむ日々。本書は生い立ちから現在に至る、その誠実な人生行路です。
第1章 生い立ちと立志
1 幼い頃、家族のこと(父方の先祖/父松村寛治/母のこと/内地引き揚げと小・中・高時代)
2 大学時代の親友と駒場寮ESS
【メディアへの寄稿①】
あの頃の学生運動――私の学生時代
3 就職の門を突破する
付録:元警視総監今泉正隆氏からの手紙
4 好物は餃子
第2章 警察庁入庁
1 大阪府警時代――警察にも労働組合の考えを
【メディアへの寄稿②】
「何か質問は?」制度
2 思いやりと勇猛果敢の心
3 外事警察と拉致問題
4 揺れる東南アジア
5 拳銃を突き付けられた話
【メディアへの寄稿③】
国際人となるための九項
6 コメは力だ――政府広報
7 スキー場のある仕事場
8 拳銃操法――照星、照門、目を一直線上に
【メディアへの寄稿④】
アメリカの警察教養に学ぶ
【メディアへの寄稿⑤】
外国警察官研修雑感
9 岐阜県警察本部長時代
【メディアへの寄稿⑥】
発声の師・小林良巳先生を偲ぶ
10 警察時代の幕を閉じる
第3章 国政に力を尽くす
1 初めての国政選挙
付録:娘たちからひと言
2 選挙公約――高速交通体系の完成を目指す
3 公共事業と農業基盤の整備
4 全国総合開発計画
5 越前カニの復活
6 ストーカー規制法の議員立法
7 イラク特措法と司法制度改革
8 有害鳥獣対策
9 内閣部会長を務める
10 福井県の原子力発電所
【私のホームページより】
政治判断の基本方針――父の教え
11 外国視察旅行
12 中国・韓国との友好関係
13 私の秘書
【メディアへの寄稿⑦】
参議院議員三期十八年を振り返る
第4章 勇退とその後
1 韓国ドラマに見る日韓関係
2 妻穎子に感謝する
付録:妻の手記 私たちの転勤生活
【メディアへの寄稿⑧】
沖縄県を訪問して日本の外交を考える
3 日本棋院福井県支部連合会長となる
付録:三休氏による囲碁観戦記
本書に寄せて
そういうことかと気づかせる一言 西川一誠福井県知事
姿勢は終始一貫、現場の尊重 国松孝次元警察庁長官
あとがき
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