書名(カナ) | ワタシノムスコ |
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ページ数 | 268ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2018年04月01日 |
ISBN | 978-4-16-008921-1 |
Cコード | 0095 |
著者の小俣福江さんは、24年前、悲報を受け取ります。息子の明浩さんがバイク事故で瀕死の重傷。救命救急病院に搬送されたのです。頭蓋骨陥没。脳挫傷。脳の一部が頭蓋骨の外に飛び出すほどの事故でした。
多くの医師が治療を諦めるところです。しかし、運良く、まだ、一般的ではなかった体温を10度ほどさげて手術する「脳低温療法」が奏功。自分で立ち上がり、発語するまでに回復しました。医学の通念を超える奇跡です。柳田邦男『脳治療革命の朝』(文春文庫)で「植物状態の患者が蘇った」と紹介され、大きな反響を呼びました。
今回の著作は、その母が綴った看護、見守りの記録です。
限りない母の愛。それに応えようとする家族、医療関係者。ここまで、母の愛は深いのか。
子を想う親の情に、こころをうたれます。
しかし、悲劇はつづきます。長男の闘病のさなか、母に付き添い、いろいろと力を貸してくれた次女が大腸がんで、40代の若さで死去したのです。
過酷な運命に翻弄される小俣さんですが、屈しません。また、息子と一緒に暮したい。常に前を向き、今日よりも明日をよき日にと念じつつ、息子にとって最良の介護の環境づくりに邁進します。
祈りを込めた詩を収録。感涙のドキュメントです。
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