作品紹介

いかに自己を形成するか。いかに身を立てるか。自己と社会を、どう切り結び、折り合いをつけていくか。いつの時代も、若者の永遠のテーマです。四国・徳島で生を享けた著者は、心の病を得ても、気丈に振舞い、市民生活を送ります。しかし、この世は、日本社会は「開かれた牢」ではないか。
サークル活動、映画、読書、交友、勉学、就職…。70年代の学生生活も克明に描写されています。
越境は可能か。視えざる檻を突き破れ! 誰でもない自分を獲得するために! ここではないどこかへ!
祈りに満ちた清冽な成長小説は、読み手の心をつかんで放しません。

担当編集者より
「雨の国」徳島に生を享け、育った「私」。長じて鬱に陥り、神経症となる。こころの病は秘めているので、他者には苦悩がわからない。大卒後、法曹界に進むが、家族をもたず、女性との情交は叶わない。「私」をさえぎる檻は、存在していたのか。扉は開いていたのではないか。1970年代の青春グラフティー。清冽、端正にして哀切! 熟達の筆! 「二十歳の原点」(高野悦子)、「詩と反逆と死」(大宅歩)につづく青春文学、名私小説をご味読ください。
目次
序章
第一章 原点
第二章 覚醒
第三章 雨の国
第四章 風の街
第五章 扉は開いていたのか
おわりに
商品情報
書名(カナ) ヒライタロウソコハアメノクニ
ページ数 512ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2019年06月26日
ISBN 978-4-16-008951-8
Cコード 0093

著者

安田 犬一

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