作品紹介

福島県喜多方市の郊外――。地域医療の中核として、人びとを支えてきた昨雲会飯塚病院。愁いが過去のものとなりますように。文字通り、昨雲の志に燃える院長にして、精神科医の著者は、柔道の稽古中の不慮の事故がもとで早世する。享年60。医師は東京教育大学付属中学時代から、大学ノート十冊に、日々の思索を書き留めていた。高野悦子「二十歳の原点」、大宅歩「詩と反逆と死」につらなる清冽・真摯きわまる若者の試行の記録集です。

担当編集者より
いつの時代も、少年少女は心の底に、悩みと青雲の志を秘めています。「俺の詩は美からほど遠い、おれの最近の詩は、絵画的でもなければ音楽的でもない。おれの詩は叫びだ、訴えだ、それでいいのだ」と記する中学生の著者。長じて、精神科の医師となっても、心根は少年のままだったと母の橋本カズ子さん。柔道の稽古中のアクシデントが元で、逝去した著者。早すぎる死を惜しみ、息子が夢みていた詩集の刊行を思い立ったカズ子さん。母子の物語も、また胸を打ちます。
目次
第Ⅰ部 日記より――詩
第Ⅱ部 日記より――文章
第Ⅲ部 創作――八歳のときの詩 小説原稿「地球の終わりに」 馬の話 母よ
商品情報
書名(カナ) ハシモトシンイチショウネンシカシュウ
ページ数 144ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2019年07月26日
ISBN 978-4-16-008953-2
Cコード 0095

著者

橋本 愼一

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