作品紹介

わが子は、埼玉県随一の名門高校在学中に精神病を発症。高校を中退。一念発起し、大検に合格。弁護士を志し中央大学法学部に進学するも病が進行し、引きこもりに。家族に殴る蹴るの暴力。俺たちが死んだら、この子はだれが面倒を見るんだ!
頼りにできない医師、手薄な医療行政、患者をたらい回しにする医療機関。
度重なる深刻な事態に著者の父親は決意します。世間様に迷惑をかけてはいけない。かけても最小限度にせねば。追い詰められた家族は、一家心中を決意し、新潟の山村に移住します。
しかし…。決行の前に、最愛の息子はビルから飛び降り、自死を遂げます。
冷静に病を見つめる胆力、勇気ある提言に心が揺さぶられます。
貧困だが、負けてはいけない。精神医療の現場の「いま」を伝える稀有な記録です。

担当編集者より
統合失調症で自死を遂げられた家族の貴重な記録です。世間の根強い偏見、無理解(それ相応の根拠、言い分のあることも、著者は承知されています)故に、隔離され、不可視な存在とされている精神疾患者。かれらを抱えた家族は社会から孤立し、無援の状態に置かれ勝ちです。このままではいけない。患者の家族も、声をあげよう。患者の実態を知ってもらおう。
反対する周囲を説得し、著者は自ら命を絶った長男の闘病の記録を公開されます。
それは怒りを抑えた告発であり、同時に、貧困なこの国の精神医療の現場、不備の多い医療制度への提言となっています。
目次
第一章 わが子の自死
第二章 家族のたどってきた道
第三章 雪国で一家心中を実行へ
第四章 精神病院という存在
第五章 疾患者、家族の苦悩は続く
商品情報
書名(カナ) ジサツシタムスコヨ トウゴウシッチョウショウトムキアウカゾクノシュキ
ページ数 160ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2019年09月27日
ISBN 978-4-16-008958-7
Cコード 0095

著者

藤代 純

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