作品紹介

2021年惜しくも死去された池尾和人慶應義塾大学名誉教授の義塾における最終講義とパネルディスカッションを収録した追悼文集。五十人の政治家、エコノミスト、学者、ジャーナリストの寄稿により、不良債権問題、金融ビッグバン、コーポレートガバナンス策定、財政投融資改革ほか幅広く日本の経済政策に寄与された長年の活動、また教育の現場における厳しくも温かな姿が鮮やかに浮かびあがる。2018年の最終講義に基づくパネルディスカッションは現在進行形の日銀政策と財政の健全化の問題もトピックスとして扱われ、今なお読むべき示唆にみちた議論となっている。

担当編集者より
追悼文集というと多くは個人のメモワールを連想すると思うのですが、本書はそこに留まりません。日本の金融の歴史のひとつを目の当たりにするようなテキストの集積であり、池尾先生が尽力された既に実現された経済政策にまつわる”証言”とともに、最終講義に基づくパネルでは市場型間接金融の問題や現在更に長期化した日銀政策とその出口についても熱気あふれる議論が展開されます。思わず笑顔をさそわれる温かくユーモアのあるお人柄が偲ばれる寄稿とともに議論をこよなく愛された先生の謦咳の響きに満ちた一冊です。
目次
プロローグ 池尾和人の残した足跡をたどって
最終講義編 最終講義とパネルディスカッション
 最終講義 「一九八〇年代以降の日本の金融システムーー私的回顧』
 最終講義を受けてのパネルディスカッション
追悼編
 1. 経済政策・金融行政
 2. 日本銀行・金融政策
 3. 経済学者
 4. 金融・会社法とコーポレートガバナンス
 5. 財政投融資
 6. 教育者
 7. 京都大学
 8. 慶應義塾大学
刊行によせて 和人との出会いと思い出
エピローグ 恩師との語らい
池尾和人先生略歴年表
池尾和人先生研究業績一覧
商品情報
書名(カナ) イケオカズヒトトカタル
ページ数 336ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年06月22日
ISBN 978-4-16-009024-8
Cコード 0095

著者

池尾 愛子監修

塩入 篤編集

向井 基信編集

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、https://www.bunshun.co.jp/contact/ から各部門にお送りください。

感想を書く

 

映画・テレビ化情報一覧を見る