作品紹介

日本を日中戦争の泥沼へと踏み込ませた石原莞爾。彼は日蓮宗門徒を標榜しつつも、その根本理解に誤りがあった。山本五十六は太平洋戦争開戦に当たり、速戦即決により米国民の厭戦気分を引き出すと考えた。しかしそれはの米国民理解は間違っていた。2人のエリート将校の生きざまから作戦指導までを丁寧に追い、日本を破滅へと導いた失敗の本質を剔抉する。

目次
はじめに
第一部 石原莞爾の失敗
第一章 国際ルールに違反した満州事変
 一 満蒙権益の不当性と満州事変の謀略性
 二 満州事変勃発当時の国際ルール
 三 満州事変の違法性と国際社会による糾弾
第二章 時代錯誤の「世界最終戦争論」
 一 高度国防国家建設計画と世界最終戦争論
 二 インドと東アジアにおける民族運動の高まり
 三 時代錯誤の最終戦争と東亜連盟
第三章 日蓮仏教の曲解による悲惨
 一 仏教とその東方への
 二 日蓮聖人の生涯と日蓮仏教の要点
 三 国柱会による国体論への迎合と「撰時抄」の曲解による悲惨
第四章 失敗の本質
 一 日中戦争を誘発させた満州事変
 二 「時」の認識を誤った石原莞爾

第二部 山本五十六の失敗
第一章 眠れる巨人を奮い立たせてしまった真珠湾攻撃
 一 太平洋戦争開戦に至る経緯
  二 南方攻略作戦と真珠湾奇襲作戦
三 真珠湾攻撃の戦術、戦略及び政略的評価
第二章 アメリカの国情に対する認識錯誤
 一 山本五十六のアメリカ認識
 二 アメリカ合衆国政府及び軍首脳の対日政戦略
 三 「限定戦」のつもりが究極の「総力戦」へ—方法に関する認識の錯誤
第三章 対米戦略構想の方針転換による悲惨
 一 「作戦」から「積極攻勢作戦」へ
 二 「ミッドウェー島攻略作戦」の問題点
 三 のによる悲惨
第四章 失敗の本質
 一 「敵」の認識を誤った山本五十六
 二 山本は、真珠湾攻撃ではなく戦争阻止にその職を賭けるべきであった

結び 日本はどう生きていくべきなのか
参考文献
商品情報
書名(カナ) イシワラカンジトヤマモトイソロク シッパイノホンシツ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 並製カバー装
初版奥付日 2022年06月30日
ISBN 978-4-16-009025-5
Cコード 0095

著者

村田 精久

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