作品紹介

写実のギリシア・ローマと抽象のゲルマンが激突し、
キリスト教の見える化によりヨーロッパ美術が成立

欧州各国を訪れた著者が、美術作品の魅力を見たままに直截に語り尽くす

権威と来世信仰のエジプト美術
理想追及のギリシア美術と現実重視のローマ美術
抽象的かつ装飾的な非リアルのゲルマン美術
写実的にあらまほしき姿で再現したルネサンス美術
――明快な考察で提示される斬新な美術鑑賞術

中世において、西洋美術の本流ともいえる人間重視かつリアルを尊重したギリシア美術と、人間を描くことにあまり関心がなく抽象的かつ装飾的ないわば非リアルな表現を好んだと思われるゲルマン美術が激突し、この二つのモメントのハイブリッドの結果、キリスト教の神と教義を可視化(見える化)するものとして中世美術がつくられたと思う。それが十四〜十六世紀のルネサンスでほぼ完成され、十七世紀のバロック美術や、十九世紀以降の現代につながる西洋美術は、宗教色の濃淡はあるにせよ、その延長線上にあると感じているからである。(「おわりに」)

担当編集者より
60を過ぎてから始めた海外旅行で、欧州各国の美術作品を見て回り、自らの言葉で世界の美術史をまとめようと思い立ち、まとめたのが本書です。ゴシックとバロックの違いすら分からなかった担当編集の私ですが、本書を読めば欧州における美術の本質がはっきりと見えるようになりました。200点近い写真でわかりやすく、お薦めの1冊です。
商品情報
書名(カナ) ズイソウビジュツシキコウ エジプトカラルネサンスヘ
ページ数 428ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年12月15日
ISBN 978-4-16-009037-8
Cコード 0070

著者

村上 稱美

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