作品紹介

ある一瞬、幻影のように現れる忘れられない光景

ふと心に浮かぶ思い出を静謐で柔和な筆致で綴る随筆集

栃木県鹿沼市に生まれ、物心ついたときに戦後を迎えた著者。父母の面影や昔の記憶、夫婦での淡墨桜めぐりなど穏やかな老後生活、そしてリンパ腫と心静かに向き合う今。ときに鮮やかに、ときにユーモラスに、ときに抒情的に描かれた彩り豊かな41編

 穏やかに晴れていた秋の一日が終わりかけ、夕闇が静かに辺りの景色を染めると、決まって西の空が茜色に輝き始める。
 夕映えの、ある一瞬、まったく予期しない光景が浮かびあがる。何か凝縮したものが姿を現わし、光を放つのである。余分なものは消し去り、エキスだけを際立たせる。いつでもというわけではない。実に気まぐれで蜃気楼にも似ている。
(「夕映えの瞬間」より)

商品情報
書名(カナ) ユウバエノトキ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年02月23日
ISBN 978-4-16-009040-8
Cコード 0095

著者

大野 比呂志

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、https://www.bunshun.co.jp/contact/ から各部門にお送りください。

感想を書く

 

映画・テレビ化情報一覧を見る