| 書名(かな) | いきのこり |
|---|---|
| ページ数 | 240ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
| 初版奥付日 | 2026年11月16日 |
| ISBN | 978-4-16-009098-9 |
| Cコード | 0093 |
土壇場で晒け出される、愚かな本性――
悪評紛々のとある業界団体で繰り広げられる、会長ポストを巡る生存をかけた暗闘。重厚な筆致で人間の業を抉る実存主義文学
「昔景気のよかった頃派手に外車を乗り回していた業者は呆気なく雲散霧消し、現在生き残っている当時の者は私の外誰ひとりいないですよ」
彼の言葉に違わず、最高級外車で乗りつけて仲間や関係者に見栄を張り、一番羽振りがよさそうに見えた業者がこの業界から最初に去って行った。それは古来の訓話の理が見事に当てはまり、ひと時の好景気に浮かれた浅はかな人間の姿が身につまされる。
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