| 書名(かな) | さくらさくがごとし あにめーたーたちのそうせいき |
|---|---|
| ページ数 | 256ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 並製カバー装 |
| 初版奥付日 | 2027年01月31日 |
| ISBN | 978-4-16-009304-1 |
| Cコード | 0093 |
2027年は日本でアニメーションが誕生して110周年となる記念の年。本書は、この記念すべき年に贈る、若きアニメーターを主人公にした日本のアニメーション創成期を活写する愛と感動の青春群像小説です。物語は大分県臼杵市に生まれた主人公・花咲清太郎が、日本のアニメ黎明期にマンガ映画の制作を、ノウハウも設備も乏しいなかで、情熱だけを武器に突き進んでいくようすを、偏見、自然災害、そして戦争へと突き進む激動の時代を背景に描きます。何の経験もない若者たちが、同好の仲間を集め、自ら考え、手探りでアニメーション表現を生み出してゆく姿は、モノづくりに向き合う現代の人々にも静かな勇気を手渡してくれます。美しい挿画は「となりのトトロ」などで知られるアニメーター・佐藤好春氏、帯文はスタジオジブリの鈴木敏夫氏。全アニメ愛好家のみならず、モノづくりに真摯に向き合う現代の人々にも、本当の勇気を与えてくれる書として、話題になること必至です。近い将来、アニメーション映画になることを想定して執筆された本書は、まるで台本を追うようなリズムで場面が次々と脳裏に映し出される、不思議な読書体験ができます。巻末付録には昭和16年に刊行された大城のぼる畫の『汽車旅行』より「フイルム映画の原画制作順序」の部分を、当時の印刷をほうふつさせる特色刷りで転載。史実に基づく本書の物語に貴重な戦前アニメ制作風景を示す原資料として掲載しています。
はじめに
プロローグ
一・清太郎、漫画映画を見る
二・清太郎、漫画映画に心酔する
三・清太郎、上京する。
四・清太郎、親友の忠告を受ける
五・銀座大通リの大活劇
六・清太郎、大志を描く
七・清太郎、凛子の父と会う
八・清太郎、故郷に帰る
九・清太郎、始動する
十・清太郎、凛子と惜別する
十一・清太郎、動画家募集する
十二・紗栄子と正彦
十三・清太郎、ライバルと邂逅する
十四・清太郎、撮影技師を口説く
十五・漫画映画、大躍進する
十六・花咲キヨ、上京する
十七・キヨ、スカウトされる
十八・米国から来た男
十九・日米アニメ対決
二十・トシ子、スタジオへ押しかける
二十一・トシ子、現場で奔走する
二十二・清太郎、海野憲三に依頼する
二十三・天女の舞
二十四・清太郎、逢瀬を企てる
二十五・サクラ女子寮決壊する
二十六・狸列車
二十七・トシ子、生い立ちを語る
二十八・山神様の儀式
二十九・桜の幻想
三十・不穏なお客様
三十一・不穏な制作現場
三十二・よだきい楽団
三十三・不穏な試写会
三十四・清太郎、再び故郷に帰る
三十五・汽車の親子
三十六・暗転
三十七・アニメーターたちの戦争
三十八・慰問団
三十九・燃えるフイルム
四十・サクラ咲くがごとし
エピローグ
「サクラ咲くがごとし」物語年表
おわりに
【付録1】マンガ映画の設定書/東満映画社、花咲マンガ映画スタジオ製作、マンガ映画「兎と狸と大チャンの障害物競走」(イラスト:田辺 修)、「カーボウイ凸坊街へ行く」、アニメーション企画書「サクラ咲くがごとし」昭和11年(イラスト:佐藤好春)、漫画映画企画書「豪勇金太郎 征伐の大空ノ巻」昭和19年(イラスト:佐藤好春)
【付録2】『汽車旅行』(大城のぼる 畫、二葉書房、1941年)より
[原画製作 フイルム漫画の原画製作順序]
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