単行本

熊谷突撃商店 ねじめ正一

1,815 (税込)
発売日1996年08月
商品情報
書名(カナ) クマガヤトツゲキショウテン
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 カバー装
初版奥付日 1996年08月10日
ISBN 978-4-16-315980-5
Cコード C0093
書店在庫
『熊谷突撃商店』(ねじめ正一)
単行本

熊谷突撃商店 ねじめ正一

1,815 (税込)
発売日1996年08月
商品情報
書名(カナ) クマガヤトツゲキショウテン
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 カバー装
初版奥付日 1996年08月10日
ISBN 978-4-16-315980-5
Cコード C0093

紡績工場で働くキヨ子は二十歳で結婚。問題続出の夫とやがて女優になる娘たちを抱え、洋品店を切り盛りする。女の戦後ここにあり

担当編集者より

この小説のモデルとなった熊谷清子さんは、三十年前高円寺にやってきた熊谷商店のグラマー美人。中学二年だったねじめ少年の憧れのひとでした。清子さんは昭和十三年満州生まれ。抑留された父を案じつつ、走り高跳びに熱中した少女時代。集団就職先の紡績工場で東京に憧れた頃。口もうまいが手も早い、憎めない夫との生活。愛に傷つき、大人になってゆく娘たち。娘の夫・松田優作の闘病と死から、人間の魂に目覚めてゆくまで。波瀾に富んだその人生を通して、清子さんはまわりを元気にしてくれるひとでした。「書くことでねじめさんにも大きくなってもらいたいし、私も書かれることで大きくなりたい」と小説化を承諾してくれた清子さんは本の完成を待たずに亡くなりましたが、「間に合わなかったことに不思議に後悔はない。熊谷さんは小説を生きた。私と一緒になって仕事を成し遂げた」とねじめさんは「あとがき」に書いています。(T)

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