担当編集者より

前ローマ法王のヨハネ・パウロ二世は、その在任中に、三度エクソシストとして悪魔祓いの儀式を行っていたのをご存じでしょうか。「悪魔祓いの儀式」は、進歩を否定し、世界史の動きを停滞させたと非難された中世のカトリックの頑迷さにつながるものとして、教会は長い間封印をしてきました。その封印が解かれだしたのです。バチカンではエクソシストのための講座ももうけられるようになっています。著者はＬＡタイムスのローマ支局長。「現代の悪魔祓い」に深く分け入ります。（ＳＳ）