単行本

金王朝「御用詩人」の告白

わが謀略の日々

1,650 (税込)
発売日2013年10月08日
ジャンル政治・経済・ビジネス
商品情報
書名(カナ) キンオウチョウゴヨウシジンノコクハク ワガボウリャクノヒビ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2013年10月10日
ISBN 978-4-16-376710-9
Cコード 0098

金正日お抱え詩人はなぜ脱北したか

金正日のお抱え詩人はなぜ脱北したか。
北朝鮮の統一戦線事業部とは、武力挑発から文化的なテロに至るまで、多様な工作を行う部署。著者は、その中の「101連絡所」に勤務していた。そこでは、メディア、小説、詩、音楽などによる、韓国や自国民の感性操作を行っていた。
文学的な才能があった著者は、すぐに金正日の心を動かす詩を書いた。やがてある日の夜中、突然電話が鳴り、カーテンで目隠しをした車や汽車、魚雷艇を乗り継ぎ、ある場所へ連れて行かれる。将軍への謁見が叶ったのだ。
「将軍様の接見者」となった著者は、金王朝を讃える歴史書「金朝実録」の編纂を命じられる。その資料を調べる過程で、以下のような秘密を知った。
1994年 金日成は金正日のせいで死んだ
1997年 金正日は「深化組事件」により、金日成側近の粛清を始めた
1995~98年 配給制度の崩壊により、約300万人が国内で餓死した
2002年 日本の小泉訪朝団は金正日の「拉致認定」と引き換えに、114億ドルの支援を提示した
その他、「つつもたせ」「現地妻の村」「妊娠工作」、赤軍派、横田めぐみさんの生死……北朝鮮の謀略の数々を本書で明かす。統一戦線事業部元幹部による初めての手記。

担当編集者より

北朝鮮では、小説や詩による感性操作が重視されています。故・金正日総書記は詩人を重用しました。張真晟さんは、金氏一族礼賛の詩を高く評価され、若くして「将軍様の接見者」となった才能ある詩人です。
北朝鮮の謀略機関である統一戦線事業部で出世の階段を駆け上りますが、その結果さまざまな秘密を知り、矛盾に悩み、表現の自由を求めて脱北します。謀略機関元幹部としては初の手記で、小泉訪朝団との水面下での交渉や横田めぐみさんの消息についても新事実満載です。(AI)

著者

張 真晟

川村 亜子

西岡 力

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