プロローグ 円城塔

1,870 (税込)
発売日2015年11月24日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) プロローグ
ページ数 328ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2015年11月25日
ISBN 978-4-16-390358-3
Cコード 0093
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プロローグ 円城塔

1,870 (税込)
発売日2015年11月24日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) プロローグ
ページ数 328ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2015年11月25日
ISBN 978-4-16-390358-3
Cコード 0093

情報技術は言語の秘密に迫り得るか? SFと文学の可能性に挑む意欲作

小説の書き手である「わたし」は、物語を始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。けれどもそこに、プログラムのバグともいうべき異常事態が次々と起こり、作者は物語の進行を見守りつつ自作を構成する日本語の統計を取りつつ再考察を試みる……。
プログラミング、人口知能、自動筆記…あらゆる科学的アプローチを試みながら「物語」生成の源流へ遡っていく一方で、書き手の「わたし」は執筆のために喫茶店をハシゴし、京都や札幌へ出張して道に迷い、ついにはアメリカのユタ州で、登場人物たちと再会する……。情報技術は言語の秘密に迫り得るか? 日本語の解析を目論む、知的で壮大なたくらみに満ちた著者初の「私小説」であり、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。

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著者

円城 塔

1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。
2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞を受賞してデビュー。10年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、11年早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞、12年「道化師の蝶」で芥川賞、『屍者の帝国』(共著)で日本SF大賞特別賞、17年「文字渦」で川端康成文学賞、18年日本SF大賞を受賞。近著に『ムーンシャイン』など。

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