書名(カナ) | ケッパセイカツ ハイシャギライノインプラントホウロウキ |
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ページ数 | 248ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2017年05月20日 |
ISBN | 978-4-16-390403-0 |
Cコード | 0095 |
ある日、朝食にオムレツを食べているとき、口内に違和感を感じた著者。右下の奥歯がふわりと軽くなり、重量感のある異物が歯茎を直撃した。いったい何が起きたのか? 口の中から出てきたのは、セラミックと銀の三本連結歯と金属片だった——。
実は十年前に治療したインプラントの被せものがとれてしまったのだ。折れているらしきチタンの心棒まである。「一生もの、最低でも十年は持つ」と言われ、七十万円かけてやったのに……。手術を受けたクリニックに行くと、執刀医はもういなくなったということから始まる長い弁明を聞かされ、あげく「完全にやり直しになる」「治療には四百万円かかる」と言われてしまう。「ここで治療を受けるわけにはいかない!」。そこから、著者の「ちゃんとしたインプラント」探求の長い長ーーーい旅(?)が始まる。折れたインプラントととれた三本連結歯をもとに戻すだけのはずだったが、ここで問題をややこしくしたのが長年の歯医者嫌いのツケ。虫歯が次々にみつかり、治療する歯が増え、あっちもこっちもインプラント治療が必要になり、その費用が筆者の財布を圧迫し……。いつになっても治療は終わらない。いい歯医者はどこにいる? きちんとしたインプラントはどこで手に入る?
著者は抜けて(または抜いて)なくなってしまった歯を「欠歯」と呼ぶ。三本連結歯がとれて欠歯を抱えた生活、「欠歯生活」が始まったのは2002年。治療は迷走に迷走を重ね、完治したのは今年、2017年。実に15年越しの治療となった。歯医者嫌いが虫歯も欠歯もない口を手に入れるまでの汗と涙の歯科放浪記!
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