書名(カナ) | アノコロ ワセダデ |
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ページ数 | 208ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 その他 ニューハードカバー装 |
初版奥付日 | 2017年04月10日 |
ISBN | 978-4-16-390630-0 |
Cコード | 0095 |
1946年生まれ。まさに戦後ベビーブーマー第一世代(団塊世代)の著者は1965年に早稲田大学第一政経学部経済学科に入学。クラスに女子はたった2人だった。高校時代から『共産党宣言』やエンゲルスの著作を読みかじり、左翼にシンパシーを感じていたため、「社研」こと社会問題研究会に入る。『されどわれらが日々--』に触発され、大学に入ったら苦悩する「真摯」な生き方を目指すはずだったのに、入学した翌年に勃発した早大闘争にも今一つのめり込めない日々--。
とはいえ、1965年前後の早稲田のキャンパスは多士済々。キャンパスのベンチに座っていたら、いきなりオルグしてきた「粋な顔立ち」の革マル派トップは、のちの宝島社社長・蓮見清一。面識はないけれど、タモリも吉永小百合も、『突破者』の宮崎学も久米宏、田中真紀子、二学年下の村上春樹も同時期に早稲田にいた。同じ部室の文研(文学研究会)には、のちに直木賞作家となる高橋義夫や、呉智英こと新崎智も在籍し、すでに歴史的かなづかいで奇妙な小説を書いていたのだ。
真摯な左翼を目指しながらも「運動」にはのめり込めず、60年代に花開いたサブカルチャー(「ガロ」、早稲田小劇場、ATG)、ポップカルチャー(グループサウンズ花ざかり)を享受した、懐かしくも恥多き青春を振り返る書下し作品。
六〇年代というトンネル
立派な左翼になりたくて
男子校に乱入?
「都の西北」はテレくさい
いざ「社研」へ
早大闘争百五十日間
バリケードの中で
戦争を知らない子どもたち
ビートルズ、そしてGS
「ガロ」に夢中
桜姫・ATG・つげマンガ
風貌に見る大学闘争のリーダーたち
『ねじ式』ショック
就職戦線サッサと脱落
半世紀後の早稲田へ
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