書名(カナ) | ダツニホンニュウモン |
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ページ数 | 200ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2021年12月10日 |
ISBN | 978-4-16-391481-7 |
Cコード | 0095 |
テレビでもおなじみの経済評論家、加谷珪一さんの最新作。タイトルは「脱日本入門」ですが、海外移住だけの本ではありません。日本にいても、海外の株を買えば、それは立派な脱日本。成長が止まった日本にこだわっていては、我々の資産の成長も止まったままです。投資やサイドビジネスなど、個人の経済活動の目を海外に向けただけで、状況は180度変わります。今のお給料のうち決まった割合を投資に回すと決める。投資額が足りなければ、サイドビジネスを考える。まずはそこから始まります。次に投資先。加谷さんはここで「脱日本」を指南します。結局、株式はその国のGDPの成長分だけ上昇するという事実に目を付け、世界で成長が著しい地域を探します。そして、肝心なのは、「その国でいちばん有名な会社の株を買う」こと。そして、5年間の営業利益が黒字ならば、ネット証券を通じて購入する。このように、手取り足取り、じつに詳しく、海外投資を指南してくれます。心強いのは、ここに書いてある手法は実際に加谷さんが実行して、そして数億円の資産を築いたということです。資産家の子弟でもない普通のサラリーマンだった加谷さんが、今、億万長者になった、その手の内を披露してくれるのです。世間の投資本にありがちな、リスクを無視した一攫千金を薦めるところは微塵もありません。じつに手堅い手法ながら、必ず儲かるやり方なのです。「失われた30年」を漂流する日本をあきらめて、海外に目を向けるだけで、私たちの老後は希望のあるものに変わります。ここでは「投資」「副業」「本業」「場所」の4つの「脱日本」について説明します。最後の「場所」は海外移住ですが、それ以外の3つは日本にいながらにして実現可能です。とにかく、明日からでも始められる投資のバイブルです。
はじめに
序章 10年後の日本はこうなる
日本はすでに貧しい国になりつつある
日本人の給料が今後も上がらない理由
事実上の生涯雇用で平均賃金はさらに低下
稼ぎの絶対額を増やさないと豊かな暮らしはできない
海外に目を向けないと有利な機会は得られない
副業も海外を意識してみる
キャリアに対する基本的な価値観が変わる
ビザという最大の問題をクリアするか
PART1 投資の脱日本
長期の株式投資は資産形成の王道
外に目を向けると高成長が続く国がたくさんある
経済学を精神的な支えに投資を継続
安全確実な銘柄を選択するのは簡単
投資信託は買うべきなのか?
FXには手を出さない方がよい理由
どうしても不動産に投資したい場合にはREITを選択すべき
インフレ対策としての金の魅力
やはり米国市場が最優先
銘柄の選別はシンプルに行うのがベスト
PART2 副業の脱日本
eBayを利用して海外で稼ぐ
まずはPayPal講座を解説しよう
住所や電話番号の英語表記に慣れておこう
電話番号は最初のゼロを省略する
まずは買い物から
相手の立場に立てるかが成否を決める
商品紹介を通じてグローバルな感覚を身につける
何が売れるのかを知る
外国を意識することなく出品できる環境が整いつつある
東南アジア市場も一体化が進んでいる
PART3 本業の脱日本
アジアの賃金はすでに日本並み
メンバーシップ型などという制度は諸外国には存在しない
それほど英語が出来なくても問題ない
最近、台湾留学が注目されている理由
日本人は教育格差をむしろ是認している
米国に留学しても米国では就職できない?
アジアの方が現地就職しやすい
意外と重要な日本での学歴と職歴
PART4 場所の脱日本
カギを握るビザ取得
観光ビザや就学ビザで仕事はできない
実は学歴がとても重要
リタイアメントビザ
教育目的でシンガポールに移住
就学だけでビザを取得できるか
最終章
おわりに
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