書名(カナ) | エイガカンヲサイセイシマス コクラショウワカンカサイカラフッカツマデノヨンヒャクシチジュウシチニチ |
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ページ数 | 168ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判変型 軽装 並製 |
初版奥付日 | 2023年11月30日 |
ISBN | 978-4-16-391780-1 |
Cコード | 0095 |
2023年12月19日、ついにグランドオープン!
あの火災から496日、小倉昭和館が完全復活。
「北九州のニュー・シネマ・パラダイス」と話題に。
昨年の夏。北九州の旦過市場の火災で、福岡市最古の映画館は、創業83年を目前にして焼け落ちた。「うちはもうダメ…」高額な映写機やスクリーンや座席も、宮大工のつくった神棚も、たくさんの映画人のサインも、宝物だった高倉健の手紙も、すべてが燃えてしまった。
小倉昭和館の三代目館主、樋口智巳は、瓦礫の前で立ち尽くした。それでも、あきらめなかった。リリー・フランキー、光石研、仲代達矢、秋吉久美子、片桐はいり、笑福亭鶴瓶など、たくさんの映画人に支えられて、樋口館主は誓うようになった。まちの人たちのよろこぶ顔を見たい。みんなの居場所を守りたい。「映画の街・北九州」で、映画館の復活という夢を見たい……。
すべてが瓦礫になった映画館が、2023年12月に「再生」するまで。完全ドキュメント。
第1章 「昭和館がなくなった」
うちはもうダメ/まあ、しょうがないやろ/リリーさんが助けてくれた/高倉健さんの手紙/支えてくださる人たち/みんなの「場」がなくなった
第2章 「暗闇の力を信じたい」
たったひとつの希望/光石さんのやさしさ/北九州で一番不幸な女/再建案が出てきた/東京で、自由を感じる/理想の映画館って、なんだろう/わたしは社長になるの?/中村哲さんは郷土の誇り/クリスマスの思い出
第3章 「わたしたちの居場所」
映画館はどうあるべきか/鶴瓶さんがやってきた!/出会いと別れ/目標は、三千万円/ここが故郷の場所/若い人たちに浸透していない/多事多難の日々/これが遺言なの?/どん底も、悪くなかった
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