単行本

秘仏の扉 永井紗耶子

1,760 (税込)
発売日2025年01月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒブツノトビラ
ページ数 296ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2025年01月10日
ISBN 978-4-16-391931-7
Cコード 0093
書店在庫
ネット書店で購入
『秘仏の扉』(永井紗耶子)
単行本

秘仏の扉 永井紗耶子

1,760 (税込)
発売日2025年01月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒブツノトビラ
ページ数 296ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2025年01月10日
ISBN 978-4-16-391931-7
Cコード 0093

直木賞作家が描く、明治開国の仏を巡る群像

200年の間、固く閉ざされていた扉。
それはフェノロサと岡倉天心の手によって開かれた――

飛鳥時代に聖徳太子の姿を模して造られたと言われる、
法隆寺夢殿・救世観音像。
その厨子は鎌倉時代以降、固く閉ざされ、
扉を開けば直ちに仏罰が下ると信じられていた。

「金のために秘仏を見せるというのか」
「支援がなければ、法隆寺はもう保てません」

国内では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、
しかし、欧米では東洋美術が評価され始めている。
近代化と伝統の狭間で揺れる明治時代に、
秘仏開帳に関わったものたち、それぞれの思いとは。
直木賞作家が描き出す歴史群像劇の傑作。

担当編集者より

毎年、春と秋に期間限定で公開される、法隆寺夢殿の救世観音像。この像は長いあいだ、法隆寺の住職すら見ることができない「究極の秘仏」とされてきました。

固く閉ざされていた扉を開き、秘仏の存在を世界に知らしめたとされるのが、フェノロサと岡倉天心です。本作ではこの二人に加え、写真家として同行した小川一眞、当時法隆寺で大僧正を務めていた千早定朝など、秘仏開帳に大きく関わった人々の思いや運命を描き出します。

欧米の価値観を急激に取り入れ、世界に追いつこうと必死だった明治時代、日本古来の文化は、どのように損なわれ、また、再評価されてきたのか。さまざまな人がこの秘仏開帳をどう捉え、その先に何を見たのかを深堀りするとともに、彼らが生きた時代の風を感じることもできる極上の歴史小説です。

著者

永井 紗耶子

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