トラジェクトリー グレゴリー・ケズナジャット

1,980 (税込)
発売日2025年07月17日
ジャンル小説
商品情報
書名(かな) とらじぇくとりー
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2025年07月15日
ISBN 978-4-16-392012-2
Cコード 0093
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トラジェクトリー グレゴリー・ケズナジャット

1,980 (税込)
発売日2025年07月17日
ジャンル小説
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書名(かな) とらじぇくとりー
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2025年07月15日
ISBN 978-4-16-392012-2
Cコード 0093

アメリカ出身の作家による芥川賞候補作

第173回芥川賞候補作
英会話教師として日本で就職したブランドンは、アポロ11号の月面着陸計画の記録を教材に、熟年の生徒・カワムラとレッスンを続ける。
やがて、2人のあいだに不思議な交流が生まれていく。
日本に逃げたアメリカ人と、かつてアメリカに憧れた日本人。
2人の人生の軌道<トラジェクトリー>がすれ違う時、何かが起きる――
アメリカ出身の作家が端正な日本語で描く、新世代の「越境文学」
ニューオーリンズにフォークナーと小泉八雲の残影を見る珠玉の短編「汽水」併録



目次

トラジェクトリー
汽水

担当編集者より

グレゴリー・ケズナジャットさんは、2007年に大学を卒業後、アメリカから日本に外国語指導助手(ALT)としてやってきました。以来、20年近く日本で過ごしています。
谷崎潤一郎など日本近代文学を研究するかたわら、自身も日本語で小説を書くようになり、2021年、「鴨川ランナー」で第二回京都文学賞を受賞し、デビューします。2023年、「開墾地」ではじめて芥川龍之介賞の候補となり、今回、本作で二度目の芥川賞候補に選ばれました。
「トラジェクトリー」とは、人工衛星などの「軌道」を指します。表題作の主人公、ブランドンは日本で英会話教師として就職し、アポロ11号の月面着陸計画の記録を題材に、熟年の生徒・カワムラとレッスンを続けます。
カワムラはかつてアメリカに強い憧れを抱いていた世代ですが、彼とは親子ほど年の離れたブランドンは、アメリカに居心地の悪さを感じ日本に流れ着きました。
両者の人生の軌道(トラジェクトリー)がすれ違う時、何が起きるのでしょうか――。
グローバル時代の「よるべさな」を描いた新たな「越境文学」の誕生です。

著者

グレゴリー・ケズナジャット

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