書名(かな) | さよならてんさい おおたにしょうへいせだいのいま |
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ページ数 | 272ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2025年10月15日 |
ISBN | 978-4-16-392029-0 |
Cコード | 0095 |
《徹底取材ノンフィクション》
かつて大谷翔平よりも“天才”と呼ばれた同世代がいた。
大谷に「負けた」と言わせた少年。大谷が落選した楽天ジュニアのエース……。
天才たちは、30歳になってどうなったのか?
筆者は1年をかけて、大谷にも引けをとらない才能を秘めていたかもしれない選手(元選手)たちを訪ね歩いた。
「正直言うと……大谷はもうどうでもいいんですよ」
アリゾナで藤浪晋太郎はこう話した。
戦力外通告、現役引退、そして結婚、子ども……彼らの今を追う。
《目次》
プロローグ なぜ“藤浪の取材”は3度拒否されたか?
第1章 藤浪晋太郎、30歳の告白
「阪神時代、眠れなくなった」
第2章 怪物中学生は今
大坂智哉「大谷に“負けた”と言わせた少年」
第3章 消えた東北の天才
渡辺郁也「大谷が落選した楽天ジュニアのエース」
第4章 超無名中学生の逆転人生
岡野祐一郎「母親のウソで、ドラフト3位に」
第5章 高卒エリート組の後悔
北條史也「大谷にも藤浪にも聞けなかった」
第6章 大谷世代“最後の1人”
田村龍弘「アイツのことは話せない」
終章 再び、藤浪晋太郎
「大谷、どうでもいいんです」
エピローグ 「さよなら、天才」
《筆者プロフィール》
中村計(なかむら・けい)
1973年、千葉県船橋市生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。ノンフィクションライター。某スポーツ紙をわずか7カ月で退職し、独立。2002年から高校野球の取材を始める。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)で第18回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社)で第39回講談社ノンフィクション賞を受賞。他に『クワバカ クワガタを愛し過ぎちゃった男たち』(光文社新書)、『笑い神 M-1、その純情と狂気』(文藝春秋)など。ベストセラーとなった『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(集英社新書、ナイツ塙宣之著)では取材・構成を務めた。
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