ジャスティス・マン 佐藤厚志

2,200 (税込)
発売日2025年11月25日
ジャンル小説
商品情報
書名(かな) じゃすてぃすまん
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2025年11月30日
ISBN 978-4-16-392044-3
Cコード 0093
書店在庫
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『ジャスティス・マン』(佐藤厚志)

ジャスティス・マン 佐藤厚志

2,200 (税込)
発売日2025年11月25日
ジャンル小説
商品情報
書名(かな) じゃすてぃすまん
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2025年11月30日
ISBN 978-4-16-392044-3
Cコード 0093

初老ホテルマン、正義に狂う

「カスハラなんて言い出すんじゃないだろうな」

仙台の小さな老舗でホテルマンとして勤務している大山茂。
ホテルのため、顧客のため、部下にモーレツ指導を徹底し、世間知らずの妻にも躾を欠かさない。
なじみの書店では、従業員のささいな過ちも見逃さず、相手と店のことを思い、執拗に教育を施していく。

悪がはびこるこの世を憂い、ひとり断固として正義を貫く大山は、しかし周囲と深刻な軋轢を生んでいく。
世間の無理解と認知の違いを悟った大山。やがてある決断をくだし――。

ジャスティス・マン

担当編集者より

東日本大震災後を生きる人間の姿を透徹した視線で描き芥川賞を受賞した佐藤厚志さんが、とんでもない主人公を生み出しました。

他人から見ればどこまでもアナクロで自己中心的、現代のハラスメントを煮詰めて生まれたような大山茂が主人公です。
頭のてっぺんからつま先までひとりよがりの大山はたしかに滑稽きわまるのですが、たんなる変なおじさんの振る舞いだと鼻で笑うわけにはいきません。

大山の行動原理は「正義の信念」。正義にとり憑かれた人間はこうも容易く他人をないがしろにできる、そのことに気づくとゾッとさせられます。

周りを見渡せばプチ大山があちこちに。きっと自分の内側にも……。

著者

佐藤 厚志

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