| 書名(かな) | いのべーしょんのちせいがく |
|---|---|
| ページ数 | 416ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
| 初版奥付日 | 2026年10月30日 |
| ISBN | 978-4-16-392161-7 |
| Cコード | 0098 |
熊野英生氏(エコノミスト)絶賛!
「革新を生み出す国々には、隅々にまで類似性があるが、日本にはそれがない。では、その因子とは何か? 本書から探り出せ!」
英フィナンシャルタイムズ&マッキンゼー「ブラッケンバウアー賞」受賞
シリコンバレー、中国、韓国、スイス――なぜイノベーション企業は特定の地域だけから生まれるのか?
本書は単なるビジネス書ではない。テクノロジーと地政学を結びつけた作品である。
そして「なぜ日本からイノベーション企業が生まれないのか?」の答えも、ここにわかりやすく示されている。
アップル、グーグル、インテルなど、世界を変えたイノベーション企業は、かつてはシリコンバレーから生まれてきた。
しかし今、イノベーションの中心地が世界各地へ分散しつつある。
中国の華為、韓国のサムスン、台湾のTSMC、オランダのASML、イギリスのアーム――従来は注目されなかった国々から、世界的イノベーション企業が現れている。
では、なぜ特定の地域からだけイノベーション企業が育つのだろうか?
じつは死活的に重要なのは、地政学的(地理的)な要因だった。
わかりやすいのは中国だ。中国は基礎研究では米国に及ばない。それでもイノベーション企業を多数生み出せているのは、社会主義下での条件を活かし、新技術を社会へ「実装」するスピードと「規模」で圧倒的な強みを持つからだ。モバイル決済、EV、5G、AI、自動運転などの分野で、中国企業は即座に社会実験→改良ができる。
シンガポールは国家元首みずからが抜群の数学的センスを持っている。アジアの地理的ハブであることを強みに人材を呼び込み、政府主導のスマート国家を目指している。
スイスは「頭脳」の3分の1が移民だ。
カナダはアメリカと近い地理的要因を活かし、優れた移民人材を獲得してきた。
各国は自国の歴史や制度に応じて独自のモデルを形成しており、完全に同じ成功パターンは存在しない。
しかし「国家戦略」「優秀な移民人材」「大学・研究機関」「リスクマネー」「企業文化」の相互作用、つまりは地政学的要因がイノベーションの背景にあることが、明瞭に浮かび上がる。
では日本はどうすればよいのか? 日本初のビッグテックを生み出すには何が必要なのか?――その答えは本書にある。
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