書名(カナ) | ブニチロン カンコクジンハナゼニホンヲニクムノカ |
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ページ数 | 240ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2014年01月20日 |
ISBN | 978-4-16-660954-3 |
Cコード | 0295 |
国交正常化以来最悪の事態に立ち至っている日韓関係。朴槿恵大統領の暴走は止まりません。伝統と現代、政治と文化が複雑に絡み合ったかの国の徹底した「反日」は、日本では「日帝による植民地支配」が根本となっていると考えられていますが、著者の呉善花さんは、そうではないと言います。古く14世紀から、朝鮮半島では「日本人は侮辱に価する民族」と考えられてきたのです。その起源は中華帝国周辺の諸民族を、文明の遅れた野蛮で侵略的な夷族と蔑視する古代以来の中華主義にあります。朝鮮半島は長らく中華帝国の属国としてあり、最後の王朝である李氏朝鮮は、自らこそ中華主義を正しく継承する唯一の国であると誇ってきました。韓国の「侮日観」はこの李氏朝鮮時代500年の間に根付いたものなのです。
2013年七月、親族の結婚式に出席するためソウル・仁川空港に到着したものの入国を拒否された著者も、かつては反日少女でしたが、転じて日本に帰化しました。そうした自らの体験を踏まえた独自の視点で、政治、経済、歴史、文化等、多角的に「侮日」文化を掘り下げる本書は、著者による反日韓国論の「総集編」となりました。
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