噓と絶望の生命科学

880 (税込)
発売日2014年07月18日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ウソトゼツボウノセイメイカガク
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2014年07月20日
ISBN 978-4-16-660986-4
Cコード 0245

STAP細胞騒動の背景を解き明かす

「小保方さんなんてかわいいほうですよ」
世紀の大発見のはずが一転、論文不正やねつ造の報道にとってかわられ、世間を驚かせたSTAP細胞をめぐる騒動。しかし、バイオの研究者たちの実感はというと、「もっと真っ黒な人たちがいる」というものだった。

iPS細胞の発見にはじまり、再生医療や難病の治療、食糧危機や絶滅した生物の復活まで様々な応用可能性が期待され、成長産業の柱として多くの予算を投入されるバイオ。しかし、生命現象の未知の可能性と崇高な目的が謳われるその裏で、バイオ研究を取り巻く環境は過酷さを増している。若手研究者たちの奴隷のような労働実態、未熟で自己流の研究者が多数生み出される大学院の実態、絶対の存在である大学教授、続発する研究不正……。

STAP細胞騒動の背景には何があったのか。一連の騒動によってあぶりだされた知られざるバイオ研究の虚構の実態を、かつて生命研究の一端に身を置いた科学ジャーナリスト賞受賞の病理医が、あらゆる角度から徹底検証。バイオの未来を取り戻すための提言を多数盛り込んだ決定版の1冊です。

目次

第1章 「奴隷」が行うバイオ研究
第2章 ブラック企業化する大学院
第3章 カネが歪めるバイオ研究
第4章 研究不正~底なしの泥沼
第5章 バイオを取り戻せ

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担当編集者より

STAP細胞をめぐる騒動は氷山の一角に過ぎない。成長産業として期待されるバイオ研究の世界は虚構に満ち満ちている――。元生命科学の研究者であり、のちに医学部に編入して病理医として働く著者が、バイオ研究の闇をあらゆる角度から検証した1冊。今回の事件の背景には何があったのか。かつて研究現場の一端に身をおいた科学ジャーナリスト賞受賞の著者による緊急出版。

著者

榎木 英介

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