書名(カナ) | シュンガニュウモン |
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ページ数 | 192ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2015年09月20日 |
ISBN | 978-4-16-661044-0 |
Cコード | 0271 |
大英博物館で記録的な成功を収めた春画展がついに日本へ。日本初の春画展を鑑賞する手引きとなる、春画の基本の「き」を易しく面白く解説する入門書。
誰もが抱く疑問--春画の「ウタマロ」はなぜ巨大なのか? なぜ、着衣のままなのか?春画は何に使われていたのか? いくらで売られていたのか? どんな絵師たちが依頼されていたのか? どのような技巧が凝らされているのか? などを、ベストセラー『蔦重の教え』の著者が、90点あまりのカラー図版と共にわかりやすく説明する。
各図版は日本屈指の春画コレクションから、葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長、菱川師宣、鈴木春信、渓斎英泉、歌川国貞などの逸品を紹介。春画を手がけた一流絵師たちの背景や代表作についての解説に加え、絵師、彫師、摺師が春画だからこそ存分に腕を振るえた超絶技巧の数々を図版入りで解き明かす。
初めて春画、浮世絵を見る人でもなるほどと膝を打つ、目からウロコの「夜の浮世絵教室」開講!
口絵:春画の最高傑作(清長、歌麿、北斎)
第一章 浮世絵の発祥
錦絵開発の背景には江戸のカレンダーコンテストがあった
春画コトハジメ
春画の「ウタマロ」はなぜ巨大なのか
春画は何に使われたのか
第二章 浮世絵の技法と役割
錦絵はこうして作られる
春画に見る彫師の超絶技巧
第三章 名作春画を描いた浮世絵師たち
上方を代表するパロディ春画、月岡雪鼎
鈴木春信の浪漫春画
比類なき女絵名人、喜多川歌麿
渓斎英泉の退廃美
絢爛豪華、贅沢の極み、歌川国貞の超絶技巧
第四章 春画のさまざま
春画鑑賞のポイント その一 ヒト
春画鑑賞のポイント その二 コト
春画鑑賞のポイント その三 モノ
春画にデッサン力は必要か
仕掛け絵本の妙技
出版文化にかかる幕府の弾圧
浮世絵が生んだ印象派の画家たち
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