書名(カナ) | ルポ ゼイキンジゴク |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2017年03月20日 |
ISBN | 978-4-16-661121-8 |
Cコード | 0295 |
重税国家ニッポンのブラックすぎる収奪システム
あなたの給与明細を見てほしい。所得税、住民税、健康保険税、復興特別所得税……年収や家族構成にもよるが、おおむね3割~4割を「取られ」ている人がほとんどだ。これに加えて、買い物をすれば消費税8%、家を持てば固定資産税が毎年、ほかにも酒、自動車、たばこ等に税金がかかる。親族が死ねば、相続税もかかる。
すでに日本は世界有数の重税国家だが、財政悪化と超高齢化社会によって、ますます私たちの税負担は大きくなる。
一方、節税ノウハウをもつ富裕層は巧みに税逃れをし、資産の海外流出は止まらない。現金取引が主体の自営業者も税金を払わない。結果的に「中レベル以下のサラリーマン」が狙い撃ちにされ、中・低所得者層の税負担率も高まっている。
このままでは、まさに税金地獄である。
本書には、以下のような驚くべき実態が赤裸々に描かれる。
・タワーマンションやペーパーカンパニーを用いた富裕層たちの驚愕の節税テクニック
・「ふるさと納税」が富裕層たちの税逃れツールと化している実態
・貧困層のわずかな税滞納でもすぐに差し押さえをする自治体
・固定資産税の過大請求発覚が急増中(持ち家の人は絶対に要チェック!)
・しかも自治体は、余分に徴収した税金の返金にはなかなか応じない
・ある日突然、顔も知らない遠い親戚の固定資産税の請求書があなたに届く
・バブル時代のリゾートマンションが“老人ホーム”化し、1万円で売られている
・大企業が優遇され、中小企業が損をする税制決定の舞台裏
……税金で損しないため、泣かないために、必読の作品だ。
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