書名(カナ) | ダイニジセカイタイセン アメリカノハイボク ベイコクヲアヤツッタソビエトスパイ |
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ページ数 | 352ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2018年06月20日 |
ISBN | 978-4-16-661176-8 |
Cコード | 0295 |
第二次世界大戦の勝者アメリカ。しかしソ連によるスパイ戦争には完敗していた!
ハルノートの原案を書き、ケインズと競いつつブレトンウッズ体制を形づくったハリー・デキスター・ホワイト、国際連合設立を仕切ったアルジャー・ヒス。
第二次世界大戦後のアメリカの覇権に関与した二人は、ソビエトのスパイだったのだ。
スターリンと手を結んで戦後体制を築くことを夢想していたフランクリン・ルーズベルト、戦後ドイツに無慈悲な占領政策を強いたモーゲンソー、対ソ外交の失敗を認めざるを得なかったハリー・トルーマンなど、日本人が知らなかった「戦勝国アメリカ」の裏の歴史。
戦後世界の見方が根底から覆る。
目次より
はじめに書き換えを迫られる日米近現代史
第1章 モーゲンソープランの非道
第2章 ソビエトに最も貢献したスパイ
第3章 アルジャー・ヒス ヤルタ会談の黒幕にして国連を作った男
第4章 露見したスパイ網
第5章 ルーズベルト・トルーマン体制の破綻
第6章 ワシントン議会が暴いたソビエトスパイ
終章 「戦勝国」アメリカの敗北
エピローグ チャーチルとトルーマンの「敗北宣言」
はじめに 書き換えを迫られる日米近現代史
第1章 モーゲンソープランの非道
第一節 「ルーズベルト家の娘」の悔恨
第二節 モーゲンソー「隣組」から財務長官へ
第三節 ハリー・デキスター・ホワイトの出世
第四節 ドイツ民族への復讐計画
第五節 モーゲンソープランがもたらした災厄
第六節 フーバー元大統領のドイツ視察
第七節 フーバー改革案からマーシャルプランへ
第2章 ソビエトに最も貢献したスパイ
第一節 ソビエトスパイとその愛人
第二節 狙われた文豪ヘミングウェイ
第三節 ホワイトへの警告
第四節 告発者を叱責したルーズベルト
第五節 FDRがスターリンを利用した?
第六節 ホワイト、財務省ナンバー2へ
第七節 ホワイトvs.ケインズ
第八節 ブレトンウッズ体制で決したアメリカ覇権
第3章 アルジャー・ヒス ヤルタ会談の黒幕にして国連を作った男
第一節 ハーバード卒のエスタブリッシュメント
第二節 「真珠湾攻撃」資料隠蔽工作の謎
第三節 FDR最後の夢
第四節 ソビエトスパイが仕切った国際連合設立作業
第五節 ヤルタ会談 死を覚悟していたルーズベルト
第六節 スターリンが決めた会議の地
第七節 ヒスの暗躍と議事録なき会談
第八節 国際連合の参加資格と駆け込み参戦
第九節 サンフランシスコ会議とヤルタ密約
第4章 露見したスパイ網
第一節 イゴール・グゼンコの亡命
第二節 困惑する米英カナダ三首脳
第三節 ホワイト囲い込み作戦
第四節 エリザベス・ベントリーの自首
第五節 トルーマンのジレンマ
第5章 ルーズベルト・トルーマン体制の破綻
第一節 占領地を襲った「通貨という武器」
第二節 ホワイト、ソビエトに印刷原盤を引き渡す
第三節 アメリカ軍兵士の強欲
第四節 GIの乱行と売春
第五節 フーバー視察とドイツ占領政策の是正
第6章 ワシントン議会が暴いたソビエトスパイ
第一節 ダブルエージェント、キム・フィルビー
第二節 下院非米委員会と「ハリウッド・テン」
第三節 ようやく気付いた共産主義の危険性
第四節 ベントリーとチェンバースの証人喚問
第五節 証言台に立つアルジャー・ヒス
第六節 追い詰められたホワイトの不可解な死
第七節 ヒスとチェンバースの対決
第八節 カボチャの中のマイクロフィルム
終章 「戦勝国」アメリカの敗北
第一節 ベルリン分割
第二節 ジョージ・ケナンのソビエト分析
第三節 急変するアメリカ対独外交
第四節 ベルリン封鎖 スターリンの戦術
第五節 ベルリン封鎖 米英の空輸作戦
エピローグ チャーチルとトルーマンの「敗北宣言」
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