書名(カナ) | インドガカエルセカイチヅ モディノショウゲキ |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2019年10月20日 |
ISBN | 978-4-16-661237-6 |
Cコード | 0295 |
「米中印 3Gの時代」がもう10年後に迫っている! 2027年には中国を抜き、世界最大の人口を有する大国となる「アジアの巨象」インド。2028年までには、経済規模で日本とドイツを追い抜き、世界3位の経済大国になるといわれている。
この劇的な成長を牽引するのは、2019年5月の総選挙で圧勝し、二期目のインド首相を務めることになったナレンドラ・モディ。インド北西部グジャラート州の貧しい村に生まれ、駅でチャイ(インド式ミルクティー)を売る手伝いをしていた男が、ヒンドゥー教徒を中心とする政党、インド人民党の中で権力を手にしてゆく。敬虔なヒンドゥー教徒でありながら、グジャラート州首相時代から外国資本を積極的に受け入れ、自ら敏腕な「セールスマン」として巨大な市場の可能性を世界にアピールしてきた。
国内でも、13億人のビッグデータを集めてAI国家戦略を推進し、アジアで初めて衛星を火星の周回軌道に載せるなど、強いカリスマ性でインドを率いている。一方で、突如、高額紙幣を使用禁止にしたり、1億個のトイレを作ると宣言したりと、インパクトのあるリーダーシップが常に話題に。安倍首相とも良好な関係を築き、日本とインドの間には原子力協定が結ばれ、「新幹線」の輸出が見込まれている。
今後、日本が3Gの一角をなすインドと付き合ってゆくにはどうすればいいのか。NHK元ニューデリー支局長が最新の情報と共に綴る。この一冊で、インドの現在が全てがわかる!
第一章 なぜインドとAIなのか
第二章 インド人が優秀な本当の理由
第三章 日印ビジネスに大切なこと
第四章 グジャラート州から生まれた政治家
第五章 モディ首相が誕生するまで
第六章 モディ政権によるニューウェーブ
第七章 宗教という国家リスク
第八章 原子力協定の深層
第九章 中国とはケンカをしないのか
第十章 象の進む道
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