書名(カナ) | カンザブロウデンセツ |
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ページ数 | 288ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2015年10月10日 |
ISBN | 978-4-16-790473-9 |
Cコード | 0195 |
いまもなお記憶に残る、誰もが魅了されたあの声、あの笑顔――人を愛し、芝居を愛した、十八代目中村勘三郎は、寝る間を惜しんで五十数年間、たくさんの人と出会い、多くのことを吸収し、人の何倍も生きた。幼いころから、その成長ぶりを見守り続けた著者による、人間・勘三郎の魅力をあますことなく綴った一冊。
第一章 初恋の人に銀の薔薇を――「どこにいても毎日会おう」北海道でも九州でも
第二章 勘三郎スピリットと仁左衛門――実の兄とも慕った松嶋屋との友情
第三章 超多忙な天才子役――学校、芝居、テレビ、ラジオ、映画に稽古の毎日
第四章 中村屋極付『連獅子』誕生秘話――先代と。息子たちと。しかし果たせなかった「孫獅子」との共演
第五章 命あってのもの――「子どもたちを頼むよな」姉・波乃久里子に託した日
第六章 二十二歳下でも海老蔵は友だち――アリゾナの別荘に、稽古に押しかけた弟分
第七章「わたしの若い友人」と書く作家――相次いで逝くことになる丸谷才一から学んだこと
第八章 新しい世界への挑戦――井上ひさしに執筆を頼んでいた「大悪人」の役とは?
第九章 夢の地図――琴平、赤穂から英語のせりふに挑んだニューヨークまで
第十章 勘三郎の出会った人々――ピエール・カルダン/ロバート・デ・ニーロ/宮沢りえ/杉村春子/勝新太郎/三木のり平/古今亭志ん朝
第十一章 思い出走馬灯――愛らしかった『娘道成寺』から幻と消えた『助六』計画まで
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