作品紹介

〈あの震災と原発事故から9年。物語でしか描けなかったあの震災と原発事故とは〉

【象は忘れない】
象は非常に記憶力が良く、自分の身に起きたことは決して忘れない。(英語の諺)

原発の安全を疑わなかった作業員の目を通して、電力会社と政府の欺瞞を描いた「道成寺」。原発事故がなければ助けられたかもしれない命の声を描いた「黒塚」。東日本大震災の被災者を支援するための〈トモダチ作戦〉に従事したロナルド・レーガン号の乗船員たちが、被爆による健康被害を訴え、東京電力に賠償金を求めようとする「善知鳥」。福島から避難した母子が、東京で感じた差別と違和感を描く「卒塔婆小町」。特定避難地域に指定された住民とされなかった住民の格差と現実をさらけ出す「俊寛」。
『ジョーカー・ゲーム』の柳広司が、福島第一原発を題材にした5篇を描き、それぞれの短編が能の演目のパスティーシュとなっている意欲作。

担当編集者より
【象は忘れない】という英語の諺があります。象は非常に記憶力が良く、自分の身に起きたことは決して忘れないという意味です。2011年3月11日。東日本を襲った大きな地震。あの日、あの場所では何が起きたのか? 福島第一原発を題材に、原発事故で失われた命、電力会社と政府の欺瞞、福島から避難した母子が受けた差別など、物語でしか描けなかった震災と原発事故とは? 震災から9年を迎える今、本書をお読みいただき、忘れてはいけないものとは何か、考えて頂けたらと強く願います。(担当RT)
目次
目次
道成寺
黒塚
卒塔婆小町
善知鳥
俊寛
商品情報
書名(カナ) ゾウハワスレナイ
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2020年02月10日
ISBN 978-4-16-791438-7
Cコード 0193

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