私の幸福論 宇野千代人生座談 宇野千代

880円 (税込)
発売日2026年08月05日
ジャンル随筆・エッセイ
商品情報
書名(かな) わたしのこうふくろん うのちよじんせいざだん
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2026年08月10日
ISBN 978-4-16-792549-9
Cコード 0195
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入

私の幸福論 宇野千代人生座談 宇野千代

880円 (税込)
発売日2026年08月05日
ジャンル随筆・エッセイ
商品情報
書名(かな) わたしのこうふくろん うのちよじんせいざだん
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2026年08月10日
ISBN 978-4-16-792549-9
Cコード 0195

何があっても人生を不幸にしない

【朝ドラ「ブラッサム」で注目】
4度離婚した。2度破産した。3度大きな病気をした。それでも95歳の宇野千代は、自分を「不幸な女」「悲運な人間」だと思ったことはない、と語ります。

では、なぜそんなふうに生きられたのか。

その原点は、子供時代にありました。雪の日にも裸足で学校へ行かせるほど厳しい父に育てられ、町の人から可哀相がられても、自分を不幸な子供だとは思わなかった。宇野千代は後年、「この父のおかげで幸福を発見するのが上手になりました」と振り返ります。

大人になってからも、人生は平穏とはほど遠いものでした。しかし男と別れたときは、きれいに化粧をして、いちばんよい着物で外へ出る。25年一緒に暮らした北原武夫との別れでは、思いきり泣いたあと、仕事に打ち込む。出版社の倒産で莫大な借金を背負えば、働いて返した。

そして95歳になっても、人生はまだ現在進行形でした。100歳になった自分のおしゃれまで思い描き、「今でも恋愛感情があります」と話す。

宇野千代にとって幸福とは、傷つかないことではありませんでした。悲しいことがあっても、いつまでもそこにとどまらない。仕事をし、装い、恋をし、次へ進む。そうやって、自分の人生を何度でも面白くしてきたのです。

幸福、仕事、おしゃれ、恋愛、結婚、行動、人づきあい、暮らし、故郷、そして125歳を見据えた長寿。95歳の本人が、自分の経験を引きながら語る人生座談。

「人生、こんなはずじゃなかった」と思ったことのある人ほど、この人の話は面白い。何が起きても、自分の人生まで不幸にする必要はない。その生き方を、95歳の宇野千代本人の言葉から聞く一冊です。

解説・黒柳徹子

目次

[はじめに] 

第一カ条 人は誰でも幸福になれる 
 幸・不幸は本人の気の持ち方次第である
 私の幸福観は父親によってつくられた
 幸せはどこにもある。どんなところからでも探し出せる
 幸福は幸福を呼ぶ。幸福は伝染する 

第二カ条 人間の能力は無限である 
 能力は無限である
 能力は即ち情熱である
 能力は天与ではない。つくるものである
 積み重ねた能力が才能の花を咲かせる

第三カ条 仕事を愉しんで成功させるために
 仕事とは続けることである。毎日毎日続けることである
 仕事は打ち込むほど面白くなる
 私は二つの仕事を矛盾なく両立できた
 難しい仕事は進んでやるとたやすく解決する

第四カ条 おしゃれ上手は生き上手
 美人になるかならないかはあなた次第です
 おしゃれは金をかけるのではなく手をかけ、心をかけることです
 欠点はうまく利用して。私流おしゃれちゃんちゃんこ
 百歳までもおしゃれしたい

第五カ条 女性は全生涯が結婚適齢期である
 九十五歳、今も私は恋をしています
 結婚生活を永続きさせるために
 女は全生涯が結婚適齢期です
 たとえ失敗しても、「生きのよい」人生を!

第六カ条 人生は行動することである
 生きることは自分を表現すること、行動すること
 私の人生は駆け出し人生
 くよくよしない、無理をしない。私はいつも自然体
 夢中で生きることが困難を切り抜ける方法である

第七カ条 信じる心が人と人を結ぶ 
 善意だけが人と人の心を和でつなぐ  
 時間を守ることは、人とのつき合いの上での最低のルールである
 プライドをちょっと隠すと、言葉はやさしく顔はおだやかになる
 尊敬と愛の人間関係ほど強いものはない

第八カ条 自分流の暮らし方を創る愉しみ
 自分流の人生を創る暮らし
 私の暮らしはシンプルライフ
 私はとてもものを大切にしています 
 食生活は三十年来同じです。禁止も規制もありません

第九カ条 故郷すなわち私である
 私はとても親孝行な娘でしたが
 私は故郷には帰れない
 私の故郷は日本一。私は日本一の幸せ者
 故郷すなわち私である

第十カ条 人間の寿命は百二十五歳まである
 人間は百二十五歳まで生きられる
 心静かに、呼吸は長く体を動かして
 笑顔はよい気をたくさん集める
 私はまだまだ死にませんよ

解説 黒柳徹子

私の幸福論
私の幸福論
私の幸福論
私の幸福論
私の幸福論

担当編集者より

本作を読んでいていちばん惹かれたのは、宇野千代の話しぶりでした。95歳でこれだけ長い人生を振り返っているのに、昔話をしている感じがほとんどしない。仕事も、おしゃれも、恋愛も、全部まだ現在進行形なのです。「100歳になったら、また、どんなファッションが生まれるかと今から愉しみにしているのですよ」と言い、「今でも恋愛感情があります」と言う。その言葉を追うと、年齢によって人生の可能性が少しずつ閉じていく、というこちらの思い込みの方が揺さぶられてきます。宇野千代という人の面白さは、波瀾万丈だったこと以上に、95歳になっても興味が「ただ今現在から未来」に向いていたところにあるのだと思います。(担当KN)

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

歳

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
東野圭吾「ガリレオシリーズ」公式サイト 「人魚のあわ恋」シリーズ特設サイト 佐伯泰英特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 文藝春秋校閲部 校正者募集 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト