| 書名(かな) | わたしのこうふくろん うのちよじんせいざだん |
|---|---|
| ページ数 | 208ページ |
| 判型・造本・装丁 | 文庫判 |
| 初版奥付日 | 2026年08月10日 |
| ISBN | 978-4-16-792549-9 |
| Cコード | 0195 |
朝ドラ「ブラッサム」で宇野千代が気になった人へ。
ドラマで描かれるのは、若い宇野千代の恋や仕事、失敗や再出発です。
では、その人生を九十五歳になった本人は、どう振り返っていたのか。
宇野千代は四度離婚し、二度破産し、三度の大病を経験しました。それでも、自分を不幸な女だと思ったことは一度もない、と言います。
男と別れたときは、悲しみにひたっていない。きれいに化粧をして、いちばんよい着物を着て外へ出た。
会社が倒産し、莫大な借金を背負ったときは、夜も昼もなく働いた。原稿料で買った、たった一反の白生地からきものの仕事を始めた。やがて宇野千代の代名詞になる桜については、「幸福のシンボルです」と語っています。
六十七歳で、二十五年連れ添った北原武夫と別れたとき、自分を立ち上がらせたのは仕事だった。
そして九十五歳。
「今でも恋愛感情があります」
そう言って、中井貴一への片思いまで楽しそうに話しています。
これは、成功した作家が後から人生を美しくまとめた本ではありません。
失恋した。別れた。借金を背負った。病気になった。それでも次の日には、着物を着て外へ出る。机に向かう。また誰かを好きになる。
ドラマを見て「宇野千代って、いったい何者なんだ」と思ったら、この人自身の話を一度聞いてみてください。
小説や評伝を読む前でも、読んだ後でもいい。
宇野千代という人の、いちばん面白いところがここにあります。
解説・黒柳徹子。
[はじめに]
第一カ条 人は誰でも幸福になれる
幸・不幸は本人の気の持ち方次第である
私の幸福観は父親によってつくられた
幸せはどこにもある。どんなところからでも探し出せる
幸福は幸福を呼ぶ。幸福は伝染する
第二カ条 人間の能力は無限である
能力は無限である
能力は即ち情熱である
能力は天与ではない。つくるものである
積み重ねた能力が才能の花を咲かせる
第三カ条 仕事を愉しんで成功させるために
仕事とは続けることである。毎日毎日続けることである
仕事は打ち込むほど面白くなる
私は二つの仕事を矛盾なく両立できた
難しい仕事は進んでやるとたやすく解決する
第四カ条 おしゃれ上手は生き上手
美人になるかならないかはあなた次第です
おしゃれは金をかけるのではなく手をかけ、心をかけることです
欠点はうまく利用して。私流おしゃれちゃんちゃんこ
百歳までもおしゃれしたい
第五カ条 女性は全生涯が結婚適齢期である
九十五歳、今も私は恋をしています
結婚生活を永続きさせるために
女は全生涯が結婚適齢期です
たとえ失敗しても、「生きのよい」人生を!
第六カ条 人生は行動することである
生きることは自分を表現すること、行動すること
私の人生は駆け出し人生
くよくよしない、無理をしない。私はいつも自然体
夢中で生きることが困難を切り抜ける方法である
第七カ条 信じる心が人と人を結ぶ
善意だけが人と人の心を和でつなぐ
時間を守ることは、人とのつき合いの上での最低のルールである
プライドをちょっと隠すと、言葉はやさしく顔はおだやかになる
尊敬と愛の人間関係ほど強いものはない
第八カ条 自分流の暮らし方を創る愉しみ
自分流の人生を創る暮らし
私の暮らしはシンプルライフ
私はとてもものを大切にしています
食生活は三十年来同じです。禁止も規制もありません
第九カ条 故郷すなわち私である
私はとても親孝行な娘でしたが
私は故郷には帰れない
私の故郷は日本一。私は日本一の幸せ者
故郷すなわち私である
第十カ条 人間の寿命は百二十五歳まである
人間は百二十五歳まで生きられる
心静かに、呼吸は長く体を動かして
笑顔はよい気をたくさん集める
私はまだまだ死にませんよ
解説 黒柳徹子


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