作品
華麗なイリュージョンを駆使して恐ろしい殺人を重ねる“魔術師”にライムが挑む。04年度「このミス」2位を獲得した最高傑作!
七夕の直前に手習いの師匠の奥方が姿を消した。捕者が終わり、傷心の奥方の心を癒した短冊に秘められた謎とは? 表題作など10篇
貸本屋の急死で消えた全十巻の読本『鳥居の赤兵衛』。続きが読みたい私はこの読本に隠された秘密を探るが……。表題作など全八篇
寛政の改革の世、衝撃的な役者絵と出会った主人公は、絵師・写楽の正体を追ううちに、やがて国を揺るがす大事件に巻き込まれる!
衆人環視の中で殺人犯が消えた! 華麗なイリュージョンを駆使して恐ろしい殺人を重ねる“魔術師”の鏡と煙の境に、ライムが挑む!
貸本屋の急死で、全十巻の読本が忽然と消えた。続きが読みたい私はこの本の秘密を探ることに――全八篇、人気シリーズの最新刊
人気ミステリー作家たちが、最も気に入っている自己の短篇と他の作家の短篇を一篇ずつ選び、エッセイを添えた短篇集第五巻目です
人生の喜怒哀楽、知らない世界への驚き、身辺から書きおこした小文に光る生きるための知恵――エッセイの楽しみ一年分を一冊に!
将軍様の鷹が殺された――。ご公儀の威光を笠にきて威張る鷹匠に対する庶民の恨みか? 辰親分、円熟の十手さばき。表題作など八篇
滅びゆく職人の世界に身を置く男と、手広く事業を営むかつての恋人との再会が、悲劇的な結末へつき進む。直木賞受賞作家による、宿命の愛の行方を見すえた小説四篇。(小杉健治)
大名の下屋敷から空高く揚がる大凧。その三枚の凧にはなぜか十両の小判が結びつけられていた……。江戸情緒満載の人気シリーズ登場
将軍様ご寵愛の鷹が殺された。詰め腹を切らされる鷹匠を救うため辰親分が立ち上がる。表題作ほか人情を細やかに描く連作短篇集。
呉服店や顧客と染色屋、仕立業との仲介をする悉皆屋の康吉は、軽薄に流れる時代風潮と芸術家としての良心とのはざまで苦悩する。戦時下に完成した舟橋文学の傑作を復刊。(泡坂妻夫)
蛙一匹百両の絵が消えた……。あれよあれよと値の上がる吉祥画を専門に狙う怪盗・自来也小町。珍事件に蠢く影は? 辰親分の胸のすく名推理! 妙趣あふれる名品七篇。(細谷正充)
神田千両町に住む宝引の辰親分は色の浅黒い三十代の好男子。得意の鉤縄を懐に忍び込ませ、胸のすくような推理で難事件を次々解決
旧友を訪ねる旅の途上、カサブランカ行きの機内で知りあった女性エレーヌと古都マラケシュで再会した片島を待ち受ける甘美な陶酔と輻湊する人間模様。表題作ほか三篇。(山前譲)
ミステリー作家、マジシャン、紋章上絵師と三つの顔を持つ著者が、敗戦後の世相を踏まえて、ミステリーや奇術の楽しさを語る。いつでも奇術は面白く、とかくミステリーは難しい。
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