作品
離婚を望み決死の覚悟で寺に駆け込む女たちの強さ、家族の絆を描いて胸に迫る、涙と笑いの物語。十年をかけて紡いだ感動の遺作。
離婚を望み、寺に駆け込む女たち――。夫婦の揉め事を解きほぐすと見えてくるのは、人の切なさ温かさ。十年をかけて紡がれた連作集。
1969年に刊行された幻の共作を、安野氏が絵を全面描きなおして現代に復刊。子どもから大人まで楽しめるユーモアあふれる絵本です
東大コンプレックス嵩じて吃音症に陥り帰郷した青年と、心優しき花石の人たち。東北方言と至高のユーモアで読ませるザ・青春小説
幼時に父と死別、一家離散して仙台のカトリック系養護施設で過ごす少年の切実な哀しみと希望。演劇・文学界の巨人、感動の原点
江戸時代、虐げられた女たちは鎌倉の東慶寺に駆け込み、夫との離婚を訴えた。夫婦の絆と「ゆるし」を描く、静かな感動に満ちた連作短篇
ファシズムと闘い、市民が自らの手で築き上げた理想の街、ボローニャ。街を訪れた著者は、真の豊かな「共生」について思索を深める
材木問屋の若旦那、栄次郎は、絵草紙の人気作家を志すあまり、馬鹿馬鹿しい騒ぎを起こして……歌舞伎にもなった直木賞受賞の傑作
06年に逝った著者、渾身のがん闘病記を収録する週刊文春「私の読書日記」と95年からの書評を集めた才気とユーモア溢れる1冊
効率性のみ追い求める現代社会で忘れさられた心のゆとりとは。山崎正和、井上ひさし、阿刀田高、浅田次郎ら豪華執筆陣が語る「心の豊かさ」「嗜み」の復権!
歴史に学び、市民が知恵と愛情を結集して、イタリア有数の豊かな街となったボローニャ。「ボローニャ方式」っていったいどんなこと?
東北一の進学校の落ちこぼれ男子四人組。頭の中はいつも女の子のことばかり……。今なお輝き続けるユーモアと反骨精神溢れる傑作
筒井康隆、井上ひさし、吉行淳之介など12人の作家が交替で編集長を務めた希有な雑誌に登場した著名人の本音爆笑インタビュー集
山折哲雄、井上ひさし、立花隆、宮崎駿など7人を迎え、宗教と死生観、近代国家、宇宙体験、仏教対キリスト教と多彩な話題を展開
新米デザイナー凪海に思いがけないチャンスが到来? 老舗遊園地のリニューアルプランの最終コンペが彼女と凹組の運命を一変させる
シェイクスピアから三谷幸喜まで、古今東西の戯曲から選んだ31の名セリフ。人生の智慧と、演劇の歴史まで勉強できてしまう贅沢さ!
『羅生門』から晩年までクロサワを支え続けた映画人による「まるで黒澤映画を観ているような」(井上ひさし)情感あふれる見事な一冊
文芸編集者として長年活躍した著者が、作家の素顔や受賞までの経緯を振返り、文学界の流れを通観する。芥川・直木賞の全データ付
一葉に名作執筆の秘訣を聞いた、爆笑架空インタビューをはじめ、幻の上演プロットを生原稿で収載。薄幸の生涯という定説を覆す
没後十年。国民作家として愛され、今なお映像化される小説の数々。自在な着想の古代史、鮮やかな昭和史。ファン待望の総特集文庫化
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