作品
結婚、恋愛、お見合い、男、等々……をテーマに二人が打々発止とわたりあう。ときには遠藤周作、福田和也ら豪華ゲストも餌食に!?
対話選集6には大岡昇平、鶴見俊輔、野坂昭如、松下幸之助等が登場。敗戦経験が日本人に遺したもの、土地の公有化問題を熱く語る
酒と愚行に淫し、獣道を歩み、闘い、倒れ果てた作家、編集者たちの懐かしい顔、哀切のとき。欲望蠢く60年代の極私的メモワール
俺は明治十六年生まれの死刑確定囚……。とんでもない長寿日本一に大騒ぎの表題作他、人の愚かさをユーモラスに描いた快作七篇
東北の山奥に佇む時計塔に隠された悲しい秘密をえがく表題作など東北の民話が現代に甦る恐怖小説集。「寝るなの座敷」「花嫁」「子をとろ子とろ」「蛍の女」「猫屋敷」他二篇収録。(野坂昭如)
「あんな時代は日本ではない」と司馬さんは戦争の時代を評した。日本はなぜ狂ったのか。いままた同じ過ちを繰り返そうとしている
吉行淳之介がいた。色川武大がいた。三島由紀夫がいた。酒と遊びの中で切瑳琢磨した文士たちよ。時代を疾駆していった作家の群像
米国の愚民化政策がじわじわ効き(亜星)、飢餓地獄が再来し(野坂)、職人を軽視の国は傾く(永)。三人つどえば一揆の相談、姦しい!?
愛、性、外国、読書遍歴、日常生活……。あらゆる視点から山田詠美の文学世界を浮き彫りにし、創作の原点にせまる9つの対話を収録
56年、銀座にクラブ「姫」がオープンした。以来、多くの有名人がホステスたちと杯を重ねた。ママだった山口洋子が振り返る華麗なる夜
吉本ばなな論から、ついに読破した『大菩薩峠』まで。縦横無尽、軽やかにして深い最新書評コラム集。「厳選文庫50冊」のリスト付き
「謝罪するのはいい気持」「大日本帝国と北朝鮮」「東京の若衆のバカ語」など著者一流のレトリックが爆発。野坂戦後発言録を併録
不景気が来る、ぼくはワクワクしている、女は身を売れ、男も身を売れ、男は兵士、女は娼婦。ヌハハハ……。ノサカ節、健在ナリ!
焼跡で読んだ短篇以来、深く三島由紀夫を意識し、三島の激賞によって文壇へデビュー、突然の自裁まで一方的に「恩」をこうむった著者が、十七回忌にあえて描く、三島由紀夫の禁忌。
もし酒がこの世になかったら、人生はなんと味けないものよ。開高健、平岩弓枝、星新一、林真理子、大島渚、野坂昭如など著名人九十三人があかす、おかしくてほろ苦い初体験の数々。
世界大戦を起こさずにヨーロッパ地図を塗りかえる——このソ連の野望に西側諸国はどう対処するか? 東西ドイツ国境線の大爆発にはじまる直木賞受賞の国際政治小説。(野坂昭如)
出生にまつわることで、母がかくし続けた秘密をさぐる。躊躇しながら休みなく。その結果みたものは。亡き母への熱き愛と鎮魂を描破した菊池寛賞受賞作。(野坂昭如ほか)
マンション・バスに乗ってみたり、阿波踊りに挑戦したり、競輪学校に入学してみたり、プロ野球に八つ当りしたりして、日本中を笑いの種にしてしまう愉快な珍道中。(野坂昭如)
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