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出生の謎からアメリカ大陸発見の秘話まで、コロンブス自らが綴った、いまだから語られる我が生涯。虚実錯綜する絶妙の歴史ロマン
(上を参照)
天才の生活はホントに苦しかったのか? 駄洒落好きは何を意味するか? 18世紀ヨーロッパ学をふまえたユニークなモーツァルト像
林彪失脚を頑として認めなかった、ソ連批判を封じた、自社分析を理由もなく差しとめた朝日。元朝日記者が痛憤の思いで記した内幕
小説を書いてばかりでは味けない人生だ。合い間をぬって人々と出会い、気のおけない友とは酒をくみかわす。ああこれぞ豊かな人生
某月某日、都内某所。二年の間、毎月二人は会い、語らった。ユーミン、湾岸、新興宗教……。縦横無尽に時勢を斬る、対話の醍醐味
湾岸戦争、ソ連邦崩壊――激動する世界情勢に近代化そのものの意味と価値観を問う。国家の主権、尊厳とは? 碩学が示す日本の進路
日本史上初のF1ドライバー中嶋悟。ファンの期待を背負い’92年引退のシーズンをひた走る孤独な素顔に迫る感動のノンフィクション
ノッポで困った末、ノッポ服専門店を作って成功した男、四月一日放映のTVでまんまとかつがれた話等々心に響いて役に立つ挿話集
物見遊山でプラハに来た私はいつしか革命の只中にいた……。’89年東欧のルポを取り混ぜた表題作他六篇。これぞ新井ワンダーランド
駐日オーストリア公使に見初められ欧州へ渡った明治の女ミツコ。ハプスブルグ帝国の終末期、クーデンホーフ・カレルギー伯爵夫人としてウィーン社交界の華と謳われたミツコの実像。
“無敵関東軍”の神話はいかにして作られたか――満蒙の曠野に野望を抱いた軍団の創設から、満洲事変、関東軍の崩壊までをつぶさに描き、軍部の謀略を暴く渾身の関東軍戦史。
役者にして料理人、また名エッセイストでもある著者がつづった季節感あふれる「食」随筆と「今夜のおかず」二百アイテムあまり。テレビの名物料理番組が一冊にまとまりました。
京都二条城の金蔵が破られ、老中昇進を目前にした堀田相模守は犯人探しに必死になるが。「眠れドクトル」「雪中松梅図」「やどかり屋敷」「そばの花」「蚤さわぐ」他二篇収録。(神谷次郎)
啄木に魅かれるうち、その陰にいた妻・節子に出会った。二人きりの生活もなく二十六歳で夫が逝った後、彼女に遺されたのは病んだ身重の体と啄木の遺作の束だった――渾身の人物伝。
十八番斬り、三十六人斬り等々、流派の達人たちはいずれも、超人的な剣技の持主である。将軍指南の柳生新陰流、塚原卜伝の新当流、武蔵の二刀流等の実体と剣聖流祖たちを描く。
聖書の舞台は意外と狭い。しかしそこにこめられた歴史は私たちを圧倒する。古都の宮殿跡、荒野の廃址丘、オアシスの聚落――聖書に登場する場所を訪ね人間の歴史を考える巡礼の記。
柳生石舟斎の孫に生まれ、剣の道に励み、柳生新陰流宗家の名跡を継いだ兵庫助は、対立する忍者集団と文字どおりの死闘を展開する
幕末期、宿命ともいうべき異国への憎悪に燃え、狂乱怒濤の中に自らの短い生涯の燃え尽きるときをめざして、ひたすら駆けて行く志士・久坂玄瑞の武と愛の軌跡を描く。(小林慎也)
母の傍で情事を思い返すOL、恋人にベッドで写真を撮らせた女。くすぶる性を描いた官能小説集。「正月の遊び」「白いねぎ」「プール」「トライアングル・ビーチ」「この世の花」「私小説」収録。
美しく聡明な妻と可愛いさかりの子供たちに恵まれた平穏そのものの弁護士一家に、刑務所を出たばかりの復讐鬼がジワジワ迫ってくる。心理サスペンスの傑作。スコセッシ監督映画原作。
二十二世紀の世界は漢民族の支配する単一大帝国「チョンクオ」によって統一されている。「史記」の興趣に「ブレードランナー」的想像力を結合させた気宇壮大、風雲の長篇未来叙事詩。
7月14日は『巴里祭』、『E.T.』はハロウィンの宵10月30日に現れた。作品に関する日付けから解き起こすカレンダー形式の洋画ガイド全三百八十本。スターの誕生・命日、ビデオ情報も満載!
社長秘書の修子は三十過ぎの独身。広告会社のオーナーの遠野と愛人関係を楽しんでいたが、遠野と妻の不仲が思わぬ展開をもたらす
著名な国際政治学者がスケッチを交えて綴った、旅、折々の人びと、父の想い出、故郷のこと、そして自ら弾くヴァイオリンの愉しみ
ダンサー、女優、映画監督、写真家……その才能と美貌を最大限に活かし、望みうるかぎりの人生を生きたひとりの女性芸術家の九十年
戦後五十年の間に各雑誌に発表された戦記・戦史の中からすぐれた作品を選び、太平洋戦争の経緯と実態を見詰め直す(解説・秦郁彦)