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自身を語ること稀だったこの作家が初めてあかす半生記。郷里山形、生家と家族、戦中戦後、そして闘病。藤沢文学の源泉を語る一冊
ジバン、カバン、カンバン――いまも国会議員の苦労の種がこの三つ。埼玉県の片田舎出身代議士先生が綴った汗と涙と笑いの奮戦記
大正時代の旗手・原敬が凶刃に倒されて政党政治は混迷を極める。「日ソ基本条約」の調印でシベリア撤兵が実現の運びとなったが……
核開発、ミサイル試射……激変する国際情勢下で生き残りを図る金日成親子の権謀術数、北朝鮮の命運を描く迫真の同時進行ドラマ
(上を参照)
週刊文春好評連載の定年シリーズ第七弾。定年後の住まいを求めて移住・帰郷・施設など工夫と決断で臨んだ五十人の住宅事情を聞く
男にとって女は魔物。求めるものは隠し、秘密は知りたがり、追いかければ逃げていく。恋がふとした拍子に恐怖に転じた十篇の物語
「おれは、ほんまにこの街を離れたいんやろうか」帝大に受かった新吉は、祇園のしたたかなおっさん、おばはん連中に思いを寄せる
大正初め徳島のドイツ人俘虜収容所では例のない寛容な処遇がなされた。所長こそサムライと称えられた会津人の生涯。直木賞受賞作
電話の主は「マグロ」か「スーパージェッター」か? 時間も空間も歪み崩れ、「海芝浦」への旅はこうして始まった……芥川賞受賞作
「そして」にこだわる転換期の男の日常を交錯する歴史、文化、諸事百景――言葉への独特の感性が生んだ幻想とペーソスの小説世界!
構想から五年。日本、世界の事例を徹底的に集め、分析検討し尽くした後に見えてきた臨死体験の世界。「これで死が恐くなくなった」
良人ある人々 花の東京 蒼眸黒眸 結婚街道 無憂華夫人
江戸の町に起きる犯罪のなかでもその所業人道を踏み外す梟悪の業。南町奉行所付同心、祖式弦一郎の水際立った推理で暴く時代活劇
もう若いとはいえない男女三人組が、幽霊が書いたという不思議な小説を大出版社に持ち込んだ。甘く切ない中年男女の青春物語
貨物船が横転し、中身が発覚。電子機器の不正輸出事件で身代りとして三年二カ月の実刑を受けた東亜運航の和田は復讐に立上がった
三月前に死んだ夫は家中の時計のネジを巻いて歩いたものだった。喪失感のなかでも生活は続く。ある日新しいお手伝いさんが来て…
強靭なバランス感覚の人・大岡昇平、醇乎たる日本文化の体現者・尾崎一雄、超然自由の人・藤枝静男。三人の凛烈な生き方を語る随想集
ドアの開閉、朝食のメニュー、車のナンバープレート、そしてオペラ。まだまだ尽きないイギリスの不可思議を解明するエッセイ集
脳死の判定基準の曖昧さを衝き、臓器移植の問題点を抉って、人の生の真実に肉迫した感動作。93年のルポ「九大肝移植」を増補収録
吉行淳之介のラーメン談義、チャーチル一世一代のウソ、芥川比呂志の小咄、マッケンローの潔癖性など、各界の著名人の愉快なエピソードを満載。「ちょっといい話」文庫化第二弾。
中国春秋時代の大国晋の名君重耳に仕えた趙衰以来、宰相として晋を支え続けた趙一族の思想と盛衰をたどり、王とは何か臣とは何か、政治とは何かを描き切った歴史ロマン。(金子昌夫)
一九二○年、ハワイの砂糖きび畑でおきた日本人移民の大ストライキと、その渦中でおきた会社側通訳宅の爆破事件。緊迫する(えん)罪法廷ドラマと、太平洋戦争に到る時代のうねりを描く。
ビートルズと女の子に夢中だったあのころ――ボブ・グリーン自らのハイ・スクール日記を公開。みごとに保存されていた青春の時が、六〇年代と“十七歳”をすべての人に思い出させる。
往年の怪奇俳優ののこした化粧箱の秘密。内も外も真っ赤な家に住む不思議な一家。ポルノ・スターに魅入られた若き神父。などなど、きらびやかな才能を示す表題作ほか怖い傑作十二篇。
企業買収専門の弁護士ケイトは、元恋人の経営する製薬会社が乗っ取りにあったと知り私憤に燃える。そこへ持ち株を狙われてか社長の姪が死体で…。ついに刑事役まで引き受けての活躍。
宝塚の舞台に立つ大浦みずき。大スターとなった娘と客席の父が交す恍惚と含羞の視線。また、数々の名作の紹介、小林一三や越路吹雪の面影など、創立八十年の宝塚への熱い思いを綴る。
初めて女に書いた手紙、ケンカに明け暮れた少年時代、アヒルと暮した湖畔の夏……二度とない季節を描く短篇集。――表題作の他、「倉庫作業員」「皿を洗う」「三羽のアヒル」「温泉問題」「脱出」
エブリシングとは「なんでもや」のこと。日時計から人体模型のチンなる紛失物まで、何でもござれの話の骨董屋。真面目で滑稽で、ちょっと人を煙に巻く、不思議なエッセイ二十二篇収録。
大相撲にまつわる言葉について、故事来歴を探したり、個人的な思い出を展開したり……軽妙洒脱な文体で語られたウンチクの数々を楽しみながら、相撲通になれるテレビ桟敷必携の一冊。
イヤミな新語に対応するための「超・新語辞典」を筆頭に、アヤしい人名、懐かしの風俗、架空の地名まで全部、茶化して笑って解説する、辞書と事典のパスティーシュ。爆笑必至版。
彼は涼しい面立ちをした「起こし名人」だった……。通信社の仮眠室を舞台に、眠りから文明の危機を鋭く抉り出した芥川賞受賞作他一篇。「自動起床装置」「迷い旅」収録。(村田喜代子)
大韓航空機爆破事件の元工作員が破壊テロ工作の全貌から死刑を免除されるまでの数奇な半生を、戦慄すべき北朝鮮の実態や日本人教育係・李恩恵の素顔を混えて綴る迫真のドキュメント。
人間だけになぜ創造性が生まれるのか、心は脳のどこにある?記憶はどうして出来るのか、夢の役割は……身近な話題を中心に精密なイラストを多用し脳の仕組みをやさしく解き明かす。
資産家の老女の架空名義の銀行預金を横領した銀行員と愛人の女子行員の愛の微妙な動揺が悲しい結末になる表題作など最新傑作推理
大恐慌の名残と戦争の予感に揺れるニューヨーク一九三○年代。夢を求める市民の情景をモザイクして時代を活写した自伝的長篇傑作
連立政権成立の淵源は十年前の二階堂擁立にあった。公明党幹部の立場で、政界再編を裏側から見続けてきた著者の「初公開極秘メモ」
執筆、旅、釣り、酒……様々なふれ合いで知った“その人と真実”。最も信頼された編集者が、四十七年の交りを通して綴る文士の全貌
「語り」の手法を自在に駆使して生の一閃を把える、著者の短篇の魅力を余すところなく示す。三十代の野心的な作品十六篇を収録する
外に尼港虐殺事件やカリフォルニアの排日気運、内に宮中某大事件や天皇の病状悪化に伴う摂政問題に揺れ動く日本政府首脳の苦慮