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生き神を祀る新興宗教の村で、両親を火事で失った少年。三十五年後にオゾンの匂いをきっかけに記憶が蘇り…。表題作など全十二篇
太陽政策や軟着陸政策はナンセンス。極悪非道の金正日を倒すには対決あるのみ――北朝鮮の元最高幹部が渾身の力で綴った糾弾の書
天安門事件の際、無血で上海の混乱を収拾した上海党書記の江沢民と市長の朱鎔基は、その後の権力闘争を勝ち抜く。初めて書かれる天安門後
敗戦以来の昏迷の時代と噂される現代。我々は神々の消えた国で何をなすべきか。世相を見すえる作家の真摯な願い。初のエッセイ集
石に込められた古代の怨念を解き放ち、日本転覆を目指す白鳥少年は現代に甦るヤマトタケルなのか。舞台は津軽へ、物語は核心へ迫る
人生の落とし穴に落ちかけた人に救いの手を――おなじみ喪黒福造の弟・福次郎を主人公に、人生の悲喜劇を描く傑作短編集。全12編
3千億円の遺産にも目をくれず、“動物のなんでも屋”を始めた純情可憐なお嬢様の行く末は!? ペット満載のラブストーリー第1弾!!
テレビのニュースやドラマの舞台となった都内200箇所を、ウラ情報と個別地図つきで紹介するまったく新しいタイプのガイド。
ノラ坊や、おチビ、おデブ、令嬢犬…表情溢れる尻尾たち。もちろん可愛い顔も、全身も撮影。犬ファン待望。写真家、童話作家初の共作。
フジテレビ「これキャイ」、雑誌「Hanako」でよく当たると大人気!0学占術会会長が21世紀の先陣を切って贈る決定版0学占い。
謎のリストの正体を追ううちに、戦時中のプロパガンダと松代大本営建設の裏側に行き当たった古本屋達の運命や如何に。傑作長篇
藩主の美貌の側室お蘭を女神の如く崇め、仕える剣の達人・一十郎。維新前後を背景に男の愚かしくも一途な恋情を描く時代ロマン
日本型経営システムの行方、グローバリズムの功罪、そして新保守主義――京大四教授が揺るぎない展望を示す平成版「近代の超克」
蓮根はあの穴が一番旨いと言った百【けん】、末期まで食い続ける凄絶な子規ら、21人の賢者の食の諸相と哲学をたずねる食味随筆の決定版
栄螺の尻――心の捻れた人、尻に目薬――見当違い……。虚実ないまぜ、筆者一流の都会のエスプリあふれる「ことば」をめぐる随筆集
古代ローマは人間の生き方、リーダーシップ、国のありかたを学ぶ宝庫だ。その古代ローマがぐっと身近になる塩野七生の「ローマ入門」
二〇〇〇年九州沖縄サミットで先進国首脳会議は二十六回を迎える。膨大な取材記録から書き下ろす首脳たちの素顔、熾烈な駆け引き!
執行役員制度とは何か? 取締役会主導の経営ではもはや成り立たなくなった日本企業に、生き残りを賭けた経営革命がはじまった!
不登校など子どもの問題の解決に、原因を作った犯人探しは果して不可欠なのか? 家族というシステムを、ちょっと変えてやれば…
両国の歴史観を巡る最大のギャップ——日韓併合。なぜ併合は起こらざるを得なかったのか。日韓最後のタブーに正面から挑戦する!
大政奉還をパリで知った幕府医官凌雲は、幕府再興のため、帰国後榎本艦隊と一路函館へ向かった。近代日本の黎明を描く歴史長篇
調首子麻呂は、百済からの渡来系調氏の子孫。十八歳で廐戸皇太子(聖徳太子)に舎人として仕え、都を騒がす事件や陰謀を解決する
優しい夫、仕事の成功、美貌、恋愛、そして可愛い子供――自分の望みをかなえるために日夜努力を続けるマリコのポジティブな日々
『七人の侍』打ち上げの日に生れ、この15年、黒澤家のシェフを務めた娘ゆえに書けた知られざる巨匠の真実。心温まる父娘の愛情物語
敗戦に至る昭和前期の愚行の原因を求めて、具体的事実に則しながら日本の原型を最深奥部まで考え抜いた半世紀に亘る思考の総決算
ケバイ、うざったい、ウルウルもんだ。さらに「ら」抜き言葉。言葉は乱れ、ゆれつつ生きる。そも日本語に規範となるものはあるのか
傷ついた心を抱えながら、毎日を精一杯生きている――ここはそんな人たちが集まるカフェ。読めば必ず元気になれる癒し小説の傑作
白血病で余命わずかの殺人犯、顔に痣のある美少女、三本腕の賞金稼ぎ――アウトサイダーにされてしまった者達の癒しを求める冒険
毛利元就が天下を取ったら、日本の女性史は変わっていた? 歴史の定説に新しい光を当て、男性史観に新風を吹きこむ二作家の座談集
江戸川警部は婚約者の恩師に仲人を依頼したが、恩師の妻は自殺、恩師は何者かに殺されていた。鉄道警察隊〈江戸川警部〉シリーズ
折々の時事問題の中に歴史の深層をえぐり出す梅原版「考えるヒント」。人間中心の文明に対して、植物中心の文明を高らかに提唱する
司馬遼太郎、三船敏郎、木村伊兵衛……とっておきの人たちとの豊かなエピソードを、イキのいい“江戸前”の筆に乗せて贈る名随筆集
昭和八年、「月辰会研究所」から出てきた女官が自殺した。特高係長は謎を追うが——。満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚
私の体には、空を見上げている象が一頭、棲みつくようになっている……。異国を歩き、書物を読む日常からうまれた珠玉の文章群
八年間続いたテレビの仕事もちょっとひと休み。たっぷり充電するはずだったのに、こんなに忙しいなんて……。新生活の行方やいかに?
浅草六区の芝居小屋「偏奇館」で起きた踊り子連続殺人——五十年の時を経て意外な真犯人の姿が浮ぶ——好評作待望の文庫版刊行!
遣隋使の外交術から明治維新の志士ベスト10まで、歴史探偵・半藤一利と豪華ゲストが思う存分に語り尽くした異色の日本史鼎談集
「奥さん」と呼ばれることが多くなった。「おばちゃん」と呼ばれた。ちょっと焦りつつも前向きに生きていく30代女性共感のエッセイ