作品
結婚30周年を迎えた日、ついに夫は家を出た。後悔、反省、希望。円熟味を一層増した筆致で描かれる、60年に亘る結婚と離婚の物語
人生をやり直すのに遅すぎることはない――そう決意した53歳の主婦の冒険を絶妙なタッチで綴った待望の最新作。全米ベストセラー
相次いで両親を亡くした21歳の若者が8歳の弟を育てるはめに。超自己流・破天荒な子育てぶりとユニークな構成で話題沸騰の回想録
子供三人、四十歳、幸せなのに満たされない主婦が、突然見知らぬ町へ旅に出た――。九五年度タイム誌ベストブック、待望の文庫化
三十歳男、バツいち、コブつき、職業・便利屋。そんな冴えないバーナビーの前に天使が現れた。待望の最新作が登場、解説・山田太一
タル家が食卓を囲むといつも空中分解。何でこうなるの? 家族だからこそ感じる複雑な思いや絆を鮮やかに描く。解説・桐野夏生
結婚二十八年の夫婦が友人の葬式のため、車で出かけていったが……。人物描写と温かなユーモアに定評ある著者の代表作、待望の文庫化
死んだはずの父親を確かに見た!真相を探っていた書評記者が忽然と姿を消す。背後には汚職政治家、天才医師の大がかりな陰謀が
香港生れのイギリス人バントは返還を目前にし自分の工場がいつのまにか大陸出身の謎の中国人に牛耳られているのを知り愕然とする
子供三人、四十歳、幸せな主婦。それが突然の衝動で家庭がうっとうしくなり、ガウンを引っかけたままで、知らない町をめざした……
蝶の絵を描くという紳士の正体は? アペニン山中の眠るように美しい町で静かに広がる謎。たおやかな時間の流れが心地よい異色作
生活も安定、妻と娘七人という家庭に恵まれながら、なぜか自分が不甲斐ない、家でも身のおきどころがない、そんな中年男の変な恋
三月前に死んだ夫は家中の時計のネジを巻いて歩いたものだった。喪失感のなかでも生活は続く。ある日新しいお手伝いさんが来て…
大恐慌の名残と戦争の予感に揺れるニューヨーク一九三○年代。夢を求める市民の情景をモザイクして時代を活写した自伝的長篇傑作
かつてベストセラー「鉄道大バザール」を生んだ大の鉄道好き、旅行記作家の逸材が、作家ならではの観察眼で中国の汽車を乗り歩く
いたって地味な女子高生が深夜放送で知った地元のロック歌手に夢中になる。そんな彼女が派手好きなスターの心をつかんでしまった
旅には出たいが、いざ出てみれば――時差ボケ、チップ、会話、ガイド、旅にまつわるあらゆる冒険の真実をつく無類の辛口エッセイ
兄の死の原因が自分にあると悩み始めたその日から、夢と希望に満ちた十七歳の少年の人生はまるで妙ちくりんになってしまったのだ
裸一貫からニューヨークを陰で支配する実力者となった“ダッチ・シュルツ”に憧れ、ギャングへの道と人生を学んでゆく少年ビリー
てんでんばらばらのようでいて、どこか断ちがたい家族の不思議な絆を、あたたかいユーモアと巧妙な筆づかいで描いた傑作中の傑作
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