第4回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考会は、令和6年11月5日、文藝春秋本館にて行われ、下記の通りに決定致しましたので、ご報告させていただきます。
『星が人を愛すことなかれ』(集英社)斜線堂有紀
著者プロフィール
斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)
1993年秋田県生まれ。2016年、『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞してデビューする。以降、『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』『愛じゃないならこれは何』『君の地球が平らになりますように』『回樹』『本の背骨が最後に残る』など多彩な作品を発表し続ける。
本賞は、大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を発掘し、読者の皆様にひろく届けることを目的として創設されました。令和5年10月1日から令和6年8月31日に刊行された単行本の中から、瀧井朝世、吉田大助、吉田伸子の3氏の推薦をもとに候補作5作を決定しました。
本年度の選考委員は、川俣めぐみさん(紀伊國屋書店横浜店)、高頭佐和子さん(丸善丸の内本店)、花田菜々子さん(蟹ブックス)、山本亮さん(大盛堂書店)の4氏が務めました。
選考の詳細は、「オール讀物」2025年1・2月特大号(2024年12月20日発売)に掲載されます。
第4回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」候補作
『一番の恋人』(KADOKAWA)君嶋彼方
『星が人を愛すことなかれ』(集英社)斜線堂有紀
『告白撃』(KADOKAWA)住野よる
『わたしの知る花』(中央公論新社)町田そのこ
『二人キリ』(集英社)村山由佳
オール讀物編集長・石井一成より
恋愛小説が書かれなくなった、と言われて久しいですが、人々はもはや“恋愛”を必要としなくなったのでしょうか。否、人間が他者を求める切実な思いは不変でしょうし、人と人との関係性を精密に描いていく小説の解像度はますます高まっていると感じます。恋愛の“いま”を追求した多彩な候補作を前に、“大人の恋愛”とは何かをめぐって熱い議論が繰り広げられました。斜線堂有紀さんの受賞作を、ぜひお読みいただけたらと思います。
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