作品
優秀な日本海軍の兵士はいかなる「教育」によって生み出されたのか? 江田島兵学校から航海実習まで豊富な資料によって描き出す
過保護に育てられた陸軍、過去の栄光に拘束される海軍。日本が富国強兵を目指した明治から太平洋戦争の破局までの道を緻密に描く
日本海軍は、サムライの精神を受け継いだ軍隊組織であった。優秀な兵士はいかにして育成されたか。豊富な資料とエピソードで綴る
過保護の中で自己抑制を失う陸軍、成功体験に拘束されて現実対応力を無くす海軍。両者の対立は、昭和期に入ってより表面化していく
真珠湾攻撃に成功して海軍がおごり昂ぶったのが日本の敗戦の大きな要因になった――戦後五○年目に日本海軍敗戦の原因を総括する
組織は環境の変化に適応して自己変革しなければ崩壊する。日本海軍はその不幸な道を辿った。海軍大学校のエリート教育が生んだ十人の代表的参謀を検証し、あぶり出された幹部の条件。
毎年最優秀の頭脳をあつめた軍令部作戦課、そしてその頂点に立った軍令部総長。しかし七十年の海軍史の中で育まれ、培われた物の考え方、行動のパターンは日本を救い得なかった。
旧海軍の指導者を養成した海軍大学。その教育が生んだ十人の代表的参謀を俎上に、今次大戦での彼らの失敗を今日的視点で検証する
「図々しさは美徳である」「雨にあったらゆっくり濡れてこい」など、山本五十六、井上成美ら三十八人の海軍軍人が残したユニークな肉声を通して、その思考を解く異色読物。
帝国海軍はなぜ開戦を阻止できなかったか。永野修身、米内光政、吉田善吾、及川古志郎、嶋田繁太郎ら五人の海相の資質、彼らを生んだ教育と人事を通じて、海軍の組織的欠陥を探る。
山本五十六、古賀峯一、豊田副武、小沢治三郎――太平洋戦争を指揮した四代の司令長官の作戦を分析し、彼らの資質とは別の、海軍のシステムに内在した欠陥を元軍令部参謀が指摘。
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