作品
大地震・大津波で島原藩七万石の城下町は一夜にして埋没。大自然の驚異を描く「島原大変」と「ひとうま譚」「凡将譚」「海賊たちの城」など四篇の異色時代小説。(西木正明)
武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国時代をリードし、生き抜いた武将たちの野心と戦略を描く十九の歴史読物
西洋砲術家高島秋帆の庶子・蘭次郎は勝海舟の海軍伝習所に学んだが、西洋式捕鯨銃を開発するために漁師になる。長崎を舞台に海に憧れる野性的な若者の姿を描く。(石井冨士弥)
対馬で育った少年が、史上名高い村上水軍の海賊集団に加わり、“海のウルフ”に成長していく青春をえがいた直木賞受賞の海洋小説
慶長元年の瓜生島海没のナゾをめぐって展開する江戸から現代にわたる壮大なドラマ「幻島記」と「蝸牛の城」「消えた男」「一炊の夢」「孤島の騎士」など秀作五篇。(尾崎秀樹)
島原藩七万石の城下町は大地震と大津波で一夜にして埋没し、砂漠と化した。大自然の猛威に戦く藩主、家臣、町民の姿を描く中篇集
長崎の油問屋の娘として生まれ、幕末に女ひとり上海へ密航、やがて日本茶の輸出に成功した、日本で最初の女貿易商大浦慶。維新の舞台裏に活躍した波瀾の生涯を描く。(磯貝勝太郎)
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