作品
この世にはどうしても許せない奴がいる。オモテの法律で罰せられないなら、裁くのは俺たちだ。正義を滅ぼさないために今こそ起ち上がれ! 「有罪」「闇の法廷」「原罪」収録。
母親を連れてシルクロードへ向かったヤクザの雷四郎が消息を絶った。捜索のため飛んだ刑事と医師がそこで見たものは。『昏き日輪』のトリオが再び活躍する冒険活劇。(下村彰義)
南海のボルネオで消息を絶った母親や婚約者を捜索するために日本からきた刑事、医師、ヤクザ者の三人組が直面する困難と危機。暴力と性を活写した冒険小説。(逢坂剛)
産婦人科医の家に突然送られてきたドブ鼠の腐乱死体。それは惨劇のプロローグだった。表題作「神の岬」を始め、三つの“岬”を舞台に、人間の欲望と憎悪を描いた連作ハードロマン。
南アルプス山中で人間の手によって育てられた子猪ゴンタ。だが、運命のいたずらから再び野に放たれたゴンタは野性に目ざめ、いまや狂暴な荒猪として恐るべき存在に成長した。
南アルプス赤石岳山腹の湯治場に台風を避けて十数人の男女が集まった。一億八千万円を奪った犯人と彼を追う刑事もその中にいた。そしていつの間にか彼らを取りまく日本狼の群れ。
人間は一体どこまで憎みあえるものだろうか。人形峠の近くに位置する人口九千余の御霊町では、新旧二つの地区の住民同士のあつれきが続いていた。そこにおこった一人の少女の死。
米国のCIAとソ連のKGBを敵にまわし、北海道から九州まで秘密合金の真円球を運ぶ老スパイ。至るところに爆弾が炸裂する。闇の世界の謎を縫って、非情のアクションが展開。
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