作品
大正十年、柳原白蓮は、夫である九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門の屋敷を出て、青年弁護士・宮崎竜介のもとへはしる。新聞界を二分し、世論を沸騰させた妖艶歌人の“不倫”の真実を描く。
大正から昭和へ、與謝野晶子、平塚らいてうらが百花繚乱のように闘わせた女流論争。理想とは何か、女権とは何か。真摯な問いを辿りながら、時代を生きた女たちを描く。(解説・尾形明子)
親と教師によるPTAとは何か。背のびをせずにPTA委員を務めた著者が、子の非行、内申書、寄付金等の問題に直面して“教育とは何か”を問い直したヒューマンな読物。(解説・室俊司)
與謝野晶子と有島武郎。日本近代文学史に大きな足跡を印した二人の間に何があったのか。歌の解釈と新資料で二人の魂の消長を丹念に辿り、すくい上げた驚くべき“新事実”。(解説・今野寿美)
日本初の女奇術師・松旭斎天勝、帝大教授との醜聞にもまれた歌人の原阿佐緒、有島武郎と情死した波多野秋子ら五人の波瀾の人生図
有夫の女の姦通が罪であった大正時代、石炭王・伊藤伝右衛門のもとから宮崎滔天の息、竜介へと奔った歌人柳原白蓮、燁子の全生涯
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