作品
スタディアムの興奮の底には狂気の如き選手とコーチの熱塊がある。それはなぜ、どのようにして形成されたのかを追求する熱き論集
日本の原風景、南紀熊野。この地を知り尽くした著者が、ゆたかな自然と風土と人物を余すところなく書きつづった滋味あふれる随筆集
彦輔がかなめと芝の高台の寺へ遊山に出かけると、隣の寺の裏手で額に十字の傷のある死体が発見された。ご存知彦輔の傑作時代小説
由美子は、幼なじみのいとこ昇一とともに失われた過去を探す旅に出た。この世を柔らかくあたたかく包む魔法を描く書き下ろし長篇
大企業の乗っ取りを画策するやくざ、浅沼英造の前に現れた運命の女性とは——。激しい愛と現代社会の裏面を描いた石原文学の至高
映画評論家でイラストレーターの三千花さん。いったん就職するも、パリに遊学し、結婚→離婚。青春を往時の映画とともにつづる
諜報機関を20年以上にわたって取材した調査報道記者が、その誕生から今日までのCIAの姿を全て情報源を明らかにして描いた衝撃の書
ダルビッシュ有、ぶってぶって姫、阪神タイガース、赤ちゃんポスト、ギャル曽根などを俎上に動物行動学エッセイの新機軸を展開!
主君に理不尽にも新妻を奪われた武士の苦悩する姿を描き、忠義とは、武士として如何に生きるべきかを問う、意欲的時代小説、参る
1986年。日本シリーズで3連敗4連勝という奇跡が起きた。失踪した野球好きの父親の帰還を願う少年にも奇跡は訪れるのか?
資生堂の広告デザイナーとして活躍してきた著者が、宣伝部でのエピソードや生涯の師・山名文夫の思い出を綴る体験的デザイン史
棄捐(きえん)令による大不況にもびくともしない伊勢屋。その足を掬おうと姦計を巡らす井筒屋を茶席に招いた真意は何か? 表題作など7篇
隣の庭木を憎む主婦、脱サラした占い師、いじめられっ子と一緒に復讐する相談員など、ちょっと変でちょっと可哀そうな人達のお話
最も信頼されるレストランガイドの老舗。選りすぐりの探偵たち40余人が舌と足で蒐集した情報を一気に開陳! 大人の食通を唸らせます
南禅寺界隈の甘味屋に一乗寺のこだわり本屋、寺町通ではお皿を探し……京都の「おいしい」「すてき」が詰まった1冊です。MAP付き
人気作家8人が「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに競作。あなたの中のかけがえのない記憶を呼び覚ます、贅沢なアンソロジー
生まれたてなのに態度が部長クラスの娘、「かんぱ」。誕生から3歳までの成長を余すとこなく観察した、爆笑の子育て苦行エッセイ!
ゲーム理論、相互確証破壊、インターネット、市場原理主義、ネオコン、イラク戦争……現代史を彩る理論と人間は、ここからやってきた
小説を読みつつ記憶のカーヴを探り、ワインの製法を比喩に文学の本質に迫る。食いしん坊の翻訳家がひらく新しい文芸評論の地平
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